ECサイトのコンバージョン率を向上させるには?原因や改善点を解説します
ECサイト制作・構築
大阪のホームページ制作会社digrart
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ECサイトの制作やリニューアルの際、正確な見積りをとる為には「何をどこまで作り込むのか」
ゴールがどこにあるのか、お客様と制作会社の認識ができる限り一致していることが重要です。
しかし見積りの為のヒアリングを行うと「何も決まっていないので、このECサイトと同じような感じで、ざっくりと見積りをいただければ大丈夫です」といった返事が返ってくることがあります。
実店舗を作ることを考えてみてください。どこに出店するか、どんな雰囲気のお店にするか。
どんな作業・業務をシステム化するのか。ロゴは店舗側で用意できるけど、看板の制作・設置は専門業者に依頼する。店舗内装の素材は主に木で、商品が映えるように、キーカラーはこの色を使って欲しい。売上だけでなく、在庫管理もレジで一括管理したい。など、いろいろと思い浮かぶと思います。
それはECサイトを制作する時も同じです。何を自社で用意ができて、何を制作会社に依頼するのか、見積りを依頼する前にある程度、社内で検討することが大切です。
実際に制作が始まってから「思っていたのとは違う」とならない為に。
今回がお見積りを依頼する前に調査・検討・決定し、できるだけ正確な見積りをとるのに必要な事をご紹介します。
自社のECサイトを制作するには多くの準備が必要です。スムーズにECサイトを作る為には、手順を踏まえたうえで、事前にどれだけ準備を済ませておけるかがポイントになります。
しかし、作り方の手順やどのような準備をすれば良いかわからないという担当者の方も多くいらっしゃるかと思います。ECサイトを制作する際に事前に考える必要がある項目を、いくつかご紹介します。
当たり前と思っていることも、いざ準備をしてみると意外とお金がかかったり、時間がかかったりしますので予め確認しておきましょう。
ECサイトを制作した上で達成したい理想的な状態をあらかじめ描いておくと、制作過程での意思決定をしやすくなります。例えば「シンプルで直感的なデザインとナビゲーションにより、ユーザーが簡単かつ快適に商品を見つけることができ、購入できる」「特別なメンバーシップやプログラムを用意し、限定アクセスや割引、イベントへの招待などの特典を提供します」などが挙げられます。
また具体的で数値的な達成目標を指すのも効果的だと考えられます。
具体的には「月間売上を10%増加させる」などといったものを予めイメージしておくといいでしょう。
ECサイト制作には様々なコストがかかります。予算を設定する際には、デザイン、開発、マーケティング、運営などを総合的に考慮しましょう。自分のビジネスに適した予算を設定し、その範囲内で品質の高いサービスを提供してくれるECサイト制作会社を見つけることが大切です。
大阪で失敗しないECサイト制作会社の選び方
【簡単解説】ECサイトの構築方法 代表的な5つ
ECサイトにとって、商品画像は売上を左右する重要な要素です。
商品がどんなに良くても、掲載画像を通して、商品の特徴がユーザーに正しく伝わらなければ商品本来の魅力が半減し、購入はしてもらえません。
商品を手に取ることができないECサイトでは、商品画像が大きな役割を果たします。
商品画像を撮影するときは、「この商品でユーザーが知りたいことは何か」検討し、自社で商品撮影を行うのか、または撮影を外注するか。
そちらも事前に話しておくことが重要です。
商品の梱包作業に関して考えることは、重要度を低く見積もるかたも多いですが、ブランドイメージやコスト計算において梱包資材調達は重要な項目です。
なぜなら、商品の送料は梱包作業が完了し、最終的に梱包された際のサイズや重量により決定するからです。
また、送料を抑える為に無理な梱包を行ってしまえば、配送時に商品が破損してしまい、返品処理などの余計な業務と経費が掛かってしまいブランドイメージの悪化に繋がります。
その為、ECサイト制作をする前に、商品に最適な梱包材の選定をしておきましょう。
商品ラインナップが多い場合は、商品説明のライティングや商品登録を社内の社員に依頼するか、外部に外注するのか、状況によって選択する必要があります。
社員に頼む場合、内部知識の豊富さや長期的な運用を期待できますが、他の業務への影響やライティングやITの専門的スキルが不足している可能性もあります。
外部に頼む場合、外部のライターは商品に対して客観的な視点をもっており、新しいアプローチやアイディアを見つける可能性があります。一方で、内部知識の不足や、担当者とライターとの頻繁なコミュニケーションが発生する場合もあります。
企業の状況や目標に応じて、柔軟な外部ライターを利用するか、社内の内部知識を生かすかを検討しておきましょう。
ECサイトに必要な機能は、BtoBとBtoCで異なります。商品を販売するターゲットのペルソナに応じて使い分ける事が必要です。自社の商品はどのような人が購入するのかをイメージしておきましょう。
たとえば一般消費者向けには、シンプルな購買フローとお得なクーポン、リピーターにはアカウント管理とレコメンド機能を提供する。
企業向けには法人アカウント管理とB2B取引オプションを導入して卸金額と分ける機能が必要な場合もあります。
機能を使い分けることにより、各ユーザーに適したサービスを提供することが可能となります。
カート機能やマイページ機能は、予めASPカートサービスに含まれていることが前提となってきていますので「確かにそういう機能もあった方がいいかもしれない」と気づきになりそうな機能をご紹介いたします。ASPによって無料で実装できるものや、有料となる機能もありますのでASPカートサービスを選ぶ一つの指標にしていただければと思います。
ECサイトの商品ランキング機能は、人気商品を任意で並び変えたり、購買履歴やクリック数などのデータを分析し、ユーザーが最も興味を持ちそうな商品をランキング形式で提示します。
目的の商品が決まってなく、購入を悩まれているユーザーに効果的な方法です。これにより、ユーザーは人気商品にすぐにアクセスでき、既存ユーザーもトレンドやおすすめ商品を見逃さずに済みます。
また、「どのような商品が人気なのか」を気にしているユーザーは多く、上位の商品はその他の商品と比べると、売れやすい傾向にあると言われています。
ECサイトのソーシャルログイン機能は、ユーザーにとって手軽にアクセスできる手段を提供します。
この機能を利用することで、ユーザーは普段から自身が使用しているソーシャルメディアアカウントを使用して、新たに会員登録をしなくてもショッピングサイトにログインできます。
ワンクリックでアクセスできる為、手間を軽減し、迅速で利便性の高いショッピング体験が可能となります。 ユーザーは簡単かつ安全にアカウント情報を共有し、効率的に商品を探し、購入手続きを進めることができます。
ECサイトのメール配信機能は、ユーザーに対して注文確認、発送通知、セール情報などの重要な情報をメールで送信できます。
また、ユーザーの購買履歴に基づいてパーソナライズされたメッセージを送信することも可能なサービスもあります。
メール配信機能は、ユーザーとのコミュニケーションを強化し、リピート購買を促進する効果的な手段となります。
ECサイトのクーポン配信機能は、販促戦略を強化する為の重要な仕組みです。
この機能では、特定の商品やセールイベントに関連した割引クーポンを自動的にユーザーに送信できます。
ユーザーはこれらのクーポンを利用して商品をお得に購入でき、また、販促キャンペーンへの参加を促進できます。クーポンはユーザー忠誠度を高め、新規ユーザーを引き込む効果的な手段であり、購買意欲を刺激します。EC事業者はターゲットに合わせたクーポン戦略を展開し、競争力を向上させることができます。
ECサイトで購入するとき「自分の普段使っている決済手段があるか」は売上の伸びに直結します。
ECサイトでの購入に慣れているお客様は、各ECサイトによって決済手段を変えるでしょうか? つまり、せっかくお客様がカゴに商品を入れたとしても、お客様が求める決済手段を導入していなければ、大きな機会損失になりえるというわけです。
スマートフォンの普及やキャッシュレス化により、数多くの各種決済サービスが続々と登場しています。 APSカートサービスによっては使用できない決済方法や、追加料金が発生することもあるので事前に導入したい決済方法を考えておきましょう。
ECサイト利用者の9割近くが選んでいると言われているのが、クレジットカード決済です。
様々な販売形態と相性がいい決済方法で、クレジットカード決済の対応は信用にも関わってきますのでまず優先して取り入れることを考えましょう。決済代行会社やカード会社によって手数料が変わってきますので、比較検討が必要です。
クレジットカードを持っていない人や、クレジットカードの情報入力をためらう人に人気の決済方法です。
コンビニがあれば自宅付近や勤務地周辺で24時間365日、決済が可能なのも大きなメリットです。
払込票や振込番号を窓口、または専用の端末に持っていき支払います。コンビニで発行される受け取り票や明細書により、ユーザーは支払いの確認がしやすく、即時の取引確定も可能です。
後払い決済は、ECサイトで商品を購入して受け取った後に、コンビニや銀行、郵便局などで代金を支払う決済サービスです。
後払い決済は商品受け取り後に支払うことができるので、事前の支払いに抵抗感があるユーザーのニーズの取りこぼしを防ぐことが可能です。
代金引換は、商品が届いた際に配達員に代金を支払う決済サービスです。
実店舗で買い物をするときと同様、その場で商品と現金を交換する為、普段のお買い物と違いはありません。
また一部の配送業者ではクレジットカードも使用が可能な場合があります。昔から馴染みのある方法なので、一定数の需要を保っています。
指定した銀行口座に直接入金して支払う決済方法です。
ユーザーは振込手数料がかかるものの、相手の銀行にお金を振り込むというとてもシンプルな方法です。
振込の確認作業がある為、少し手間は増えますが決済代行会社を使う必要もなく、直接取引ができるのがメリットです。
キャリア決済は、携帯電話の料金と一緒に商品やサービスの支払いができる手軽な方法です。
クレジットカードを持っていない人や手軽な支払いを求めるユーザーに適しており、キャリアに登録している情報を認証をすることで即時の取引確定を確定できます。ただ、キャリアによっては金額に制限が設けられていることもあるので、高価格な商品には向いていないとも言えます。
「ID決済」とは、QRコード決済のアカウントIDを、ECサイト上に認証させて決済する決済方法です。
代表的なサービスは、PayPay・Amazon Pay・楽天Pay・LINE Pay・Apple Payなどが該当します。すでに契約しているアカウント情報と連携して、簡単に支払いができる為、決済時に住所や電話番号の情報を入力する手間が不要となり、ユーザーにとって利便性が高い決済方法です。 決済手数料の負担を考えてしまいますが、近年はクレジットカードに次ぐ勢いで普及しているの決済方法になります。
ECサイト制作の見積りは、プロジェクトの複雑さや要件に応じて様々な項目が含まれます。
見積りには、普段聞き馴染みのない項目が含まれていたり、言葉だけではどのような作業なのか
イメージが湧かない方もいらっしゃるかと思います。ここでは、お見積りによくある項目を簡単にご説明いたします。
コンセプトやデザイン、ECサイト運営の方向性などページ制作前の段階で固めていきます。また進行管理や、提案費も含まれる場合もあります。自社ですべて企画を固めている場合は、企画費用が発生しない場合もありますので、依頼候補先のECサイト制作会社に確認をとってみるのもいいでしょう。
自社のブランドに合わせたECサイトデザインを制作する為の費用になります。初めに要件をヒアリングし、ECサイト内に必要なコンテンツの精査、ユーザーの動線を考えECサイト設計をしていきます。そしてデザイナーがECサイトの外観やリンクボタンの使いやすさなどを考慮しデザインします。この過程で、ロゴやアイコンも作成され、モバイル対応やレスポンシブデザインも検討されます。
費用は、稼働時間に基づいて発生し、ECサイトの規模や複雑さによって変わってきます。ECサイトの見た目や使いやすさを向上させる為には優先度の高い支出であり、デザイナーやディレクターとの協力が不可欠です。
コーディングと機能カスタマイズにかかる費用は、ECサイト制作においての費用を大幅に変化させます。これには、フロントエンドおよびバックエンドの開発、必要な機能や特定することや、要件に基づくカスタマイズを再現することが含まれます。コーディング費用は、HTML、CSS、JavaScriptなどの言語に基づく実装に関する労力や時間に基づきます。機能カスタマイズには、ユーザーアカウント管理、決済機能の追加、商品管理の拡張などがあげられます。
ECサイト制作の費用を抑えるには如何にお客様に協力いただけるかと、必要最低限の機能は何なのかを精査する必要があります。また、テンプレートを活用し、基本的な機能をカスタマイズすることで開発コストを削減できますが、ただ安くなればいいということではないかと思います。 ページを減らしたり、機能を取り除くことは、簡単にできますので、まずは自社でどのぐらいまで用意ができるのかを考えてみてはいかがでしょうか?
見積りを抑える為には、プロジェクトごとに作業範囲を明確に示すことが重要です。 例えば、掲載する写真やテキストはどちらが用意をするのか?完成後のECサイトの公開やサーバー・ドメインの準備なども見積り段階で明確にしておかないと、ECサイト制作会社はこれらの作業を自社で行う前提で見積りを提示していることも考えられます。予算内でプロジェクトを進める為には、事前に作業範囲をしっかりと定義しておくこと、費用が抑えられることもあります。
デザインの素材をどれだけお客様の方で用意できるかは、ECサイトの制作費用を抑える重要な要素になります。設計やデザインすべてをECサイト制作会社に用意をしてもらうことで見積りの金額は上がってしまいます。設計やワイヤーフレームまでを自社で用意できる場合も制作工数は減るので、費用が抑えられる事もあります。ですがその場合、ディレクション費がなくなる事もありますので ワイヤーフレームについてのアドバイスやリスクなどを、共有いただけない場合もありますのでご注意ください。
ECサイトの見積りは、1ページあたりいくらの計算で、下層ページの数に比例して金額が増えていきますので、ページ数をまとめて最小限にすることは、そのままコストの削減につながっていきます。
ですが1ページあたりボリュームによっては、2ページ分の金額になることもありますので注意が必要です。
外部システムとの連携や、通常の仕様では再現できないような複雑な要件は、実装までに調査や工数がかかるので、どうしても見積りの金額が高騰します。 本当に自社にとって必要な機能なのか?または、システムなのか?を見極めることが重要です。
「どれくらいの予算を考えていますか?」という質問に戸惑うことは確かに理解できます。しかし、事前に予算を共有することは、大幅に予算を越える見積りが上がってくることへの心配を解消し、最適な提案を得ることがあります。自社予算と求める機能があってないのでは・・・とお悩みの方は特におすすめの方法です。 ECサイトの構築にはさまざまなアプローチがあります。作業の一部をアナログで処理し、どこをシステム化するか、要望を一度に搭載するべきか、長期的に考え段階的に進めるべきか。 予算を共有すれば、予算内で再現可能な方法を考え、理想とコストのバランスを見極めつつ、アドバイスをすることが可能です。 まずやりたいこと、本当に必要なこと、そして最終的な目標を整理しすることで具体的な作業スケジュールや完成イメージが見えてきます。
これらの項目を整理しECサイト制作の見積り依頼時に、ご参考いただけますと幸いです。
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