2025年、最新のウェブサイトに求められている事とは
Web制作
ブログ

BtoB企業の多くは、「営業が主力だからWebサイトは補助的な役割でいい」と考えがちです。
しかし、現在では商談の約7割が営業接触前にWeb上で完了しているとも言われ、Webサイトは最初の信頼獲得の場になっています。
本記事では、BtoB企業のWebサイトが果たすべき役割と、成果を出すために必要な設計ポイントを具体的に解説します。
BtoBの購買プロセスでは「課題の認識 → 情報収集 → 比較検討 → 社内調整 → 決裁」と段階を踏みます。その中でも、情報収集~比較検討のプロセスの多くがWeb上で完結しており、企業サイトは信頼性や技術力を伝える最初の場になります。
製品・サービスの概要、導入事例、FAQ、サポート体制など、検討初期に必要な情報が揃っているかが重要です。
営業担当者の工数を削減し、より質の高い商談に集中させるためにもWebサイトは有効です。
たとえば、よくある質問をWebに掲載しておくことで回答の手間を減らしたり、導入までの流れを明示して稟議資料として活用してもらうなど、営業資料としても機能します。
営業支援の一環として、カタログや技術資料のダウンロード導線も有効です。
企業のWebサイトは、取引先だけでなく求職者にも見られています。特に若手やエンジニア志望者は企業サイトで「何をやっている会社か」「技術的に面白そうか」「社風は合いそうか」を確認します。
採用ページの未整備や更新停止は、企業イメージを下げるリスクがあります。社員紹介やビジョンの言語化など、企業の“らしさ”を伝える工夫が求められます。
BtoBサイトの目的は「問い合わせ」だけではなく、将来的な商談に向けた関係性づくりです。具体的なコンバージョン例としては、以下が挙げられます。
これらの行動を自然に促す設計が成果を生む鍵となります。
BtoBでは「情報収集段階」「比較検討段階」「決裁準備段階」など、訪問者のフェーズが分かれています。
各段階に合った情報と導線を配置することで、検討を前に進めるサイト設計が可能になります。
たとえば、初回訪問者には課題別の解説記事→製品紹介→導入事例→資料請求という流れが効果的です。情報の網羅性と回遊性がカギとなります。
BtoBの意思決定はリスク回避志向が強いため、「他社の実績」が大きな安心材料になります。
業種別に分類した導入事例や、担当者インタビュー付きの事例、課題解決プロセスを物語形式でまとめたものなど、リアルなストーリーが共感を生みます。
クライアントの許可が得られない場合でも、「匿名事例+業種・課題・成果」で簡易事例を作ることで信頼構築につながります。
スマホ非対応のサイトは、離脱率・直帰率が高くなります。特に決裁者層が移動中にスマホで閲覧するケースも多く、スマホでも見やすく、問い合わせしやすい設計が必須です。
フォーム入力の最適化(例:項目数の削減、ドロップダウンの簡素化)も、CV向上に直結します。
「お問い合わせはこちら」だけではCVは増えません。温度感に応じたCTAの設置が必要です。
画面右下の固定ボタンやスクロールに応じたCTA表示なども、ユーザー体験を損なわずに効果を高められます。
Webサイトは公開して終わりではなく、公開後の運用が成果に直結します。
週1~月1で簡単に振り返るだけでも、改善サイクルが回り始めます。制作会社との運用支援契約も検討する価値があります。
BtoB企業にとってWebサイトは、営業支援・採用・ブランディングなど多面的にビジネスを支える重要な存在です。
「名刺代わり」ではなく、戦略的に設計・運用することで、24時間働く“営業パートナー”として機能します。
放置された古いサイトでは、信頼性や競争力が損なわれるリスクもあります。今一度、サイトの目的・構成・導線を見直してみてはいかがでしょうか。
digrartでは、無料相談や簡易診断を実施しています。大阪でホームページ制作をご検討中の方は、まずはお気軽にご相談ください。
無料相談はこちらから
digrart編集部
大阪市中央区のweb制作会社のメンバーが、Webサイト制作、ECサイト構築、SEO対策、Webコンサルティングの最新情報や実践的なハウツーをお届けします。初心者からプロまで役立つノウハウや業界トレンドを分かりやすく解説。web戦略の成功をサポートするための情報が満載です!