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BtoBサイト制作|必要性・構成・費用と設計のポイント

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BtoBサイト制作のガイド。必要性・ページ構成・費用・導線設計の考え方を解説

「サイトはあるけれど、問い合わせにつながらない」「会社案内のまま何年も更新していない」。BtoB企業のWeb担当者や経営者の方から、こうしたご相談をよくいただきます。

BtoBの買い手は、営業担当者に会う前に、かなりのところまで検討を進めています。HubSpot Japanが2026年に公表した調査では、売り手に接触するBtoB商材の買い手のうち63.5%が、接触する時点ですでに「複数の候補をリストアップしている段階」以降まで検討を進めていました。なお回答者全体のうち9.0%は、そもそも「提供会社・販売会社に接触することはない」と答えています。つまりサイトは、会ってから見られる会社案内ではなく、会う前の候補選びで見られる場になっています。

この記事では、BtoBサイト制作で必要になるページ構成、成果につながる導線設計、費用と期間の考え方、よくある失敗と回避法を整理します。あわせて、digrartがBtoBサイトの制作で実際にどう進めているかもご紹介します。

この記事で分かること

BtoBサイトに必要なページ構成
導入事例・料金の目安・導入フローなど、そろえるべきページと、それぞれを誰が何のために見るのかが分かります
制作の進め方と実例
ヒアリングで確認すること、情報設計とCTAの決め方、アイリスチトセ様・ビューティーキャラバン様のサイトで実際に行った内容が分かります
費用の目安とよくある失敗
費用を左右する要素とdigrartの費用例、事例が薄い・出口が問い合わせだけといったつまずきの回避法が分かります

すぐに見たい方はこちら:制作実例を見る必要なページ構成を見る費用例を見る

なぜBtoBサイト制作が「会う前の候補選び」を左右するのか

BtoBサイトを作り直すかどうかを判断する前に、まず買い手がどこで何を見ているかを押さえておくと、必要な作業の範囲が決めやすくなります。

営業に会う時点で、候補はすでに絞られている

HubSpot Japanが2026年に公表した「日本のBtoB購買に関する意識・実態調査2026」によると、売り手に接触する買い手(1,431名)が接触する時点の検討段階は、次のような内訳でした。

売り手に接触する時点の検討段階 割合
複数の候補をリストアップしている段階 29.6%
候補を数社まで絞り込んでいる段階 18.7%
要件・比較表・稟議資料などをある程度準備している段階 8.8%
すでに第一候補があり、最終確認の段階 6.4%

4つを合わせると63.5%です。売り手に接触する時点では、すでに比較検討が進んでいるケースが多いことが分かります。そのため、接触前に確認されるWebサイトも、候補選びを左右する重要な接点のひとつになります。

なお、この設問では回答者全体1,573名のうち9.0%が「提供会社・販売会社に接触することはない」と回答しています。上の63.5%は、この9.0%を除いた1,431名を母数とした数値です。

出典:HubSpot Japan「日本のBtoB購買に関する意識・実態調査2026」(2026年7月16日公表。調査実施はマクロミル。直近12か月以内にBtoB商材の比較・選定・稟議・承認・決裁等に関与した、従業員50名以上の企業に勤務する人1,573名が対象。上表は、そのうち売り手に接触する1,431名を母数とした数値)

読む人と、決める人が違う

BtoBサイトの特徴のひとつは、サイトを見る人と最終的な意思決定者が異なるケースが多いことです。同じ調査では、検討プロセスについて次の結果が出ています。

  • 情報収集・比較・稟議・承認・決裁に関与した社内関係者が5人以上:46.9%
  • 比較・検討した提供会社や商品・サービスが2つ以上:80.3%
  • 検討開始から購入・契約・発注の決定までに1か月以上:50.9%

担当者が見て終わりではなく、上長や管理部門に共有され、比較表に並べられ、時間をかけて判断されます。サイトの情報は「担当者を説得する材料」ではなく、担当者が社内を説得するための材料として用意する必要があります。

一定規模以上の企業では、Webサイトの開設が広く普及している

総務省の令和6年通信利用動向調査(企業編)では、ホームページの開設率は93.2%でした。調査対象は公務を除く産業に属する常用雇用者100人以上の企業で、有効回答は2,330企業です。中小・小規模事業者を含めた全企業の数字ではありませんが、少なくとも調査対象となった企業群では、Webサイトの開設が広く普及していることが分かります。

BtoBサイトで差がつくのは、サイトが存在するかどうかよりも、比較検討に必要な情報がそろっているかどうかだと考えています。

出典:総務省「令和6年通信利用動向調査報告書(企業編)」(図表2-1 ホームページの開設状況)

BtoBサイトとBtoCサイトの違い

同じWebサイトでも、BtoBとBtoCでは判断のされ方が違います。BtoCの考え方をそのまま持ち込むと、見た目は整っているのに問い合わせにつながらない、という状態になりやすくなります。

観点 BtoCサイト BtoBサイト
見る人と決める人 同じことが多い 違うことが多い(担当者→上長→決裁者)
重視されやすい判断材料 魅力・便益 適合性・実績・リスク・社内説明のしやすさ
検討期間 短く、その場で決まることもある 長く、何度も戻ってくる
求められる情報 魅力・世界観 実績・体制・費用感・導入の流れ
ゴール 購入 問い合わせ・資料請求・相談

社内で説明できるかどうかが問われる

BtoBの担当者は、社内に対して「なぜこの会社を選んだのか」を説明する立場に置かれることが多くあります。そのため、魅力を伝える情報だけでなく、選んでも問題ないと説明できる根拠が求められやすくなります。同じ業種での実績、体制、対応範囲、費用の考え方などがこれにあたります。

逆に、こうした情報が見当たらないと、担当者は社内で説明できないため、候補から外す判断をしやすくなります。

検討期間が長く、何度も戻ってくる

検討開始から決定まで1か月以上かかったケースが50.9%あることを踏まえると、BtoBサイトでは初回訪問だけでなく、検討中に繰り返し確認される場面も想定して情報を用意しておくことが重要です。

例えば、初めは「何をしている会社か」、比較が進むと「自社と近い事例があるか」、さらに検討が進むと「費用と進め方はどうか」というように、検討段階によって確認したい情報は変わります。この変化を意識してページを用意します。

BtoBサイトの種類と、どれを作るべきか

BtoBサイト制作という言葉は、実際にはいくつかの種類を含んでいます。まず、どれを作るのかを決めるところから始めます。

種類 主な目的 向いているケース
コーポレートサイト 会社全体の信頼形成と、各事業への入口 事業が複数ある、採用や取引審査でも見られる
サービスサイト 特定の商材について深く説明し、問い合わせを得る 主力商材が明確で、その商材で検索されたい
採用サイト 応募者向けの情報提供 採用が経営課題になっている
ランディングページ(LP) 広告や展示会からの受け皿 広告を出す、施策ごとに出し分けたい

コーポレートサイトとサービスサイトのどちらを優先するか

迷ったときは、問い合わせがどこから来てほしいかで決めます。社名で検索されて信頼を確認される場面が多いならコーポレートサイト、商材名やその課題で検索されて新規に見つけてほしいならサービスサイトが軸になります。

両方を一度に作ると費用も期間も膨らみます。digrartでは、まずコーポレートサイトの中にサービスの階層を持たせ、商材が育った段階で切り出す進め方をご提案することが多くあります。コーポレートサイト全体の構成の考え方は、コーポレートサイトの構成の記事でも整理しています。

広告を使うならLPも検討する

展示会や広告からの流入をまとめて受けるなら、専用のLPを別に用意したほうが成果を追いやすくなります。BtoBのLPで何を書くかは、BtoBランディングページの構成の記事で詳しく扱っています。

BtoBサイト制作に必要なページ構成

検討段階の違う人が同じサイトに来るため、ページは「誰が・何を判断するために見るか」で並べます。最低限そろえておきたいのは次のページです。

ページ 役割 誰が見るか 何を判断するか
トップページ 全体の案内 全ユーザー 自社の課題に合う会社か
サービス・事業詳細 解決策の提示 検討担当者 自社の課題を解決できるか
導入事例・実績 信頼形成と自分事化 検討担当者・決裁者 近い規模・業種での実績があるか
料金・費用の目安 予算感の提示 担当者・管理部門 社内で通せる金額か
導入・制作の流れ 進め方の可視化 担当者 自社の体制で進められるか
よくある質問 不安の解消 担当者 稟議で出そうな疑問に答えがあるか
会社情報・体制 継続性の確認 決裁者・管理部門 長く付き合える会社か
資料ダウンロード 中間コンバージョン 情報収集層 手元で共有できる資料があるか
お問い合わせ 最終コンバージョン 商談希望層 相談・見積もりを依頼できるか

導入事例は「規模」と「課題」を書く

導入事例は、BtoBの比較検討で重要な判断材料のひとつです。前掲のHubSpot Japanの調査でも、購買検討で触れる情報の信頼度は「価格・追加費用・契約条件が明瞭な情報」が60.6%で最も高く、「提供会社・販売会社の担当者からの個別説明」59.8%、「提供会社・販売会社の導入事例」57.0%が続いていました。ただし「導入いただきました」という報告だけでは、読む人が自分に重ねられません。

比較検討の判断材料にしやすいのは、どんな規模の会社が、どんな課題を抱えていて、どう対応したかが分かる事例です。従業員規模、業種、担当部署、抱えていた課題、実施した内容の順でそろえておくと、読み手が「自社に近いかどうか」を判断できます。社名を出せない場合でも、業種と規模だけは載せられないか検討する価値があります。

資料ダウンロードは、問い合わせと分けて用意する

検討初期の人にとって、問い合わせは重いアクションです。まだ社内で合意も取れていない段階で、営業から連絡が来る導線には進みにくいものです。

そこで、サービス資料や事例集をダウンロードできる導線を別に用意します。受け取った資料はそのまま社内共有や稟議の材料になるため、担当者が社内を説得する道具として機能します。資料ダウンロードのフォームは、必要な情報を見極めたうえで、問い合わせフォームより入力負担を軽くする方法もあります。

成果につながるBtoBサイトの導線設計

ページがそろっていても、出口がひとつしかないと取りこぼしが出ます。検討段階ごとに、進みやすい出口を用意します。

検討段階に合わせてCTAを分ける

検討段階 用意するCTA ねらい
情報収集層 資料ダウンロード、セミナー申込 まず接点を持つ
比較検討層 事例集、費用の目安、比較の観点 社内で比較できる材料を渡す
商談直前層 個別相談、要件整理の相談、見積もり依頼 具体的な話に進む

ただし、1ページに何種類もボタンを並べると、どれを押せばよいか分からなくなります。1ページ内でCTAを増やしすぎず、そのページで優先してほしい行動が分かる状態にしておきます。それ以外はページ下部の共通導線に寄せると扱いやすくなります。

フォームの項目は絞る

フォームの項目が多いほど、途中でやめる人は増えます。一方で、営業側がリードを判断するために必要な情報もあります。会社名・氏名・メールアドレス・問い合わせ内容などを基本としつつ、案件によっては電話番号や部署名、導入時期などが必要になる場合もあるため、営業側の必要情報とのバランスを見ながら絞ります。

また、問い合わせフォームと資料ダウンロードフォームを同じ項目数にする必要はありません。資料ダウンロードなど検討初期向けのフォームは入力負担を軽くしておくと、その段階の人が進みやすくなります。

営業担当者が使える導線を作っておく

BtoBサイトは、Web担当者だけのものではありません。営業担当者が商談前に事例ページのURLを送る、稟議の段階で「この流れをご覧ください」と導入フローのページを案内する、といった使い方ができます。

そのためには、URLを単体で送っても意味が通るページになっている必要があります。1ページで話が完結しているか、送られた側が前提知識なしで読めるかを、公開前に確認しておくとよいでしょう。

digrartがBtoBサイト制作で実際にやっていること

ここからは、digrartが実際の案件でどう進めているかをご紹介します。

情報設計から決める(アイリスチトセ様)

アイリスチトセ様のコーポレートサイト。多岐にわたる製品ラインナップを情報設計で整理した構成

製品や事業の数が多い企業ほど、デザインより先に情報設計で決まる部分が大きくなります。

オフィス家具メーカーのアイリスチトセ様のコーポレートサイトでは、オフィス・福祉・教育施設など多岐にわたる製品ラインナップを、見に来た人が迷わず目的の情報へたどり着けるよう、情報設計に基づいて構造から組み直しました。あわせて、運用側が自分たちで更新できるようCMSを構築し、将来的な拡張も見据えた設計にしています。

BtoBサイトで扱う情報量は、公開後も増え続けます。増えたときに崩れない構造にしておくことが、結果的に長く使えるサイトにつながります。

誰に何を判断させるかで、導線を決める(ビューティーキャラバン様)

ビューティーキャラバン様のコーポレートサイト。導入メリットを整理しデモ体験・資料請求への導線を設けた構成

導線は、汎用的な正解を当てはめるものではなく、誰に何を判断してもらうかによって変わります。

美容機器の専門商社であるビューティーキャラバン様のサイトでは、サロンオーナー様を読み手として想定し、取り扱い機器の性能や導入メリットを整理して掲載しました。そのうえで、デモ体験や資料請求へ進める導線を設け、スマートフォンからでも閲覧・問い合わせができるよう対応しています。

誰が読むのかが決まると、載せる情報の粒度も、用意すべき出口も決まります。逆に読み手が決まらないまま作ると、情報は多いのに判断できないサイトになりがちです。

公開後は、数字を見てから直す

制作して終わりにせず、公開後に何が起きているかを見ることをおすすめしています。どのページが見られているか、どこで離脱しているか、どの検索語で来ているかを確認してから、直す場所を決めます。

BtoBは検討期間が長いため、公開直後の数字だけで判断せず、一定期間を置いて見る必要があります。見るのは問い合わせ数だけでなく、事例ページや料金ページへの遷移、検索流入、離脱などです。判断材料となるページが読まれていないなら、その手前の導線に原因がある可能性があります。公開後にやることは、サイト公開後の運用の記事でも整理しています。

なお、digrartでは制作と公開後の運用を別のサービスとしてお受けしています。改善の方針を一緒に考えるWebコンサルティングと、更新作業までお任せいただけるホームページ運用代行があり、費用はそれぞれ分かれます。制作だけをご依頼いただくことも可能です。

BtoBサイト制作の進め方と期間

digrartではフルオーダーでの制作をお受けしています。テンプレートに当てはめる進め方ではないため、最初のヒアリングで決めることが多くなります。

ヒアリングで確認すること

  • 問い合わせが今どこから来ているか(紹介・展示会・検索・広告)
  • 商談に至る人が、事前にどこまで調べているか
  • 社内で稟議を通すとき、どんな質問が出るか
  • 公開後、誰がどの頻度で更新するか
  • 出せる実績と、出せない実績の線引き
  • リニューアルの場合、既存URL・アクセス解析・CMS・サーバー環境など、現在の資産をどこまで引き継ぐか

「出せる実績と、出せない実績の線引き」は、BtoBでは特に重要です。守秘の都合で社名が出せないことは珍しくありません。その場合に業種と規模だけでも出せるのか、それも難しいのかで、事例ページの作り方が変わります。ここを先に確認しておかないと、制作終盤で事例が用意できずに止まります。

工程と期間の目安

工程 主な内容 期間の目安
ヒアリング・要件整理 目的・ターゲット・必要ページの確定 2〜4週間
構成・情報設計 サイトマップ、各ページの構成 2〜4週間
デザイン トップ・下層のデザイン 3〜6週間
原稿・撮影 文章作成、写真撮影(必要な場合) 並行して進行
実装・CMS構築 コーディング、フォーム、更新機能 3〜6週間
確認・公開 テスト、修正、公開作業 1〜2週間

全体では3〜5か月程度を見ていただくことが多くなります。期間が延びる要因のひとつが、原稿や事例の準備と社内確認です。社内で確認を回す方と、その頻度を最初に決めておくと進みやすくなります。工程ごとの詳細は制作の流れのページにまとめています。

BtoBサイト制作の費用と、費用を左右する要素

digrartの場合、トップページ+10ページの構成で1,045,000円〜(税込)が目安です。ページ数やCMSの構成、撮影の有無で変わります。工程ごとの内訳は料金ページに掲載しています。

金額が動く要素は、おおむね次の5つです。

要素 費用が上がる方向
ページ数 製品・サービスの数が多く、個別ページが必要
事例ページ 取材・執筆から依頼する/掲載件数が多い
撮影 製造現場や社員の撮影が必要
CMSの範囲 事例・お知らせ以外も自社で更新したい
多言語対応 海外取引先向けに英語版などを用意する

なお、前掲のHubSpot Japanの調査では、購買検討で触れる情報のうち信頼度が最も高かったのは「価格・追加費用・契約条件が明瞭な情報」(60.6%)でした。自社のサイトに費用の目安を載せるかどうかを検討する際の材料になります。

見積もりを比較するときは、金額だけでなく原稿と写真をどちらが用意するのかも確認しておくことをおすすめします。ここが「お客様ご用意」になっていると、安く見えても社内の工数が大きくなります。

BtoBサイト制作でよくある失敗と、その回避法

会社説明に終始している

自社ができることばかりが並び、読む人にとってのメリットが書かれていない状態です。沿革や理念は必要ですが、それだけでは比較の材料になりません。

回避するには、各ページの先頭で「このページは誰が何を判断するためのページか」を決めてから書き始めます。役割を明確にできないページは、本当に必要かを一度見直します。

導入事例が薄い

「導入いただきました」という一文だけで終わっている事例は、読む人の判断材料になりません。公開許可が取れない場合は、社名を伏せて業種・規模・課題・対応内容を書く形にできないか先方に確認します。制作の途中ではなく、企画の段階で確認しておくと間に合います。

費用感と導入の流れが見えない

費用の目安がまったく分からないと、担当者が社内で予算を検討しにくくなります。正確な金額が出せない商材でも、「最小構成の場合」「よくあるご依頼の場合」といった幅での提示や、費用が変動する要素の説明はできます。導入の流れも同様で、相談から導入までの打ち合わせ回数と期間が分かると、担当者はスケジュールを社内に説明できます。

出口が問い合わせしかない/更新が止まっている

出口が問い合わせだけだと、検討初期の人が進める先がありません。資料ダウンロードなど、軽い出口を併設します。

更新については、更新しやすいCMSを入れるだけでは続きません。誰が、いつ、何を更新するのかを決めてから機能を選びます。自社でどこまで更新するかによって必要なCMSの構成も変わるため、BtoBサイトのCMS選びもあわせてご覧ください。社内に担当者を置けない場合は、更新作業ごと外部に任せる選択肢もあります。

BtoBサイト制作会社を選ぶときのチェックポイント

制作会社を比較するときは、デザインの好みだけでなく、次の点を確認しておくと判断しやすくなります。

  • BtoBの実績が公開されているか — 見た目だけでなく、情報設計や問い合わせ導線をどのように考えたかまで説明があるかを確認します
  • 原稿と写真の担当範囲 — どちらが用意するのかを見積もりの前提として明記しているか
  • 公開後の対応 — 運用・改善が契約に含まれるのか、別契約なのか
  • 更新の体制 — 公開後に自社で何を更新できるようにするのかを、設計段階で決めてくれるか
  • 連絡の取りやすさ — 検討期間が長いBtoBでは、公開後も相談できる相手かどうかが効いてきます

比較の観点をもう少し広く整理したい場合は、ホームページ制作会社の選び方もあわせてご覧ください。現在のサイトの課題を先に知りたい場合は、無料のWebサイト診断もご利用いただけます。

BtoBサイト制作についてよくある質問

コーポレートサイトだけで集客はできますか

できないわけではありませんが、会社案内の内容だけでは難しい傾向があります。サービス詳細、導入事例、費用の目安、よくある質問など、比較検討に必要な情報を用意することで、コーポレートサイトでも集客や営業支援の役割を持たせやすくなります。

リニューアルすべきかどうかは、どう判断しますか

判断材料になりやすいのは、スマートフォンで読みづらい、事例や実績が数年更新されていない、問い合わせフォーム以外の出口がない、社内で更新できない、の4点です。複数当てはまる場合は、部分改修だけでなくリニューアルも含めて比較検討するとよいでしょう。

社名を出せる事例がありません。どうすればよいですか

業種・従業員規模・抱えていた課題・対応内容だけでも掲載できないか、先方にご相談いただくケースが多いです。それも難しい場合は、複数案件をまとめて「よくあるご依頼のパターン」として匿名で整理する方法があります。

AI検索への対応は必要ですか

意識しておく価値はあります。トライベック・ブランド戦略研究所の「BtoBサイト調査2026」では、BtoB製品・サービスの購入関与者のうち約65%がAI検索を利用していました。分野によって幅があり、情報システムやエネルギー・環境ソリューションでは80%近く、医療機器や建設資材などでは約50%です。

AI検索の利用が広がっているため、サイトに載せる情報を分かりやすく整理し、正確な情報を継続的に発信する重要性は高まっています。一方で、AI検索への対応方法はまだ変化が続いているため、通常の検索対策やユーザー向けの情報設計を土台にしながら、必要に応じて検証していくのが現実的だと考えています。

出典:トライベック「BtoBの情報収集でも進む『AI検索』活用、約65%が利用」(2026年7月2日公表。調査期間2026年4月10日〜27日、BtoB製品・サービス13分野の購入関与者7,700人が対象)

制作期間はどれくらいですか

ページ数や原稿・事例の準備状況によりますが、digrartでは3〜5か月程度を目安としています。詳しい工程は「BtoBサイト制作の進め方と期間」でご紹介しています。

まとめ:BtoBサイトは、会う前の比較に耐える場として作る

売り手に接触するBtoB商材の買い手の63.5%が、接触時点ですでに候補のリストアップ以降まで検討を進めているいま、サイトは会社案内ではなく、会う前の比較に耐えるための場になっています。

必要なのは、自社と近い事例が見つかること、費用と進め方の見当がつくこと、そして担当者が社内に説明できる材料がそろっていることです。読む人と決める人が違うという前提に立つと、載せるべき情報は自然と決まってきます。

「そろそろ見直したほうがいいかもしれない」と感じた時点が、着手するタイミングだと思います。BtoBサイトの制作・リニューアルをご検討中の方は、digrartにお気軽にご相談ください。現在のサイトの課題を先に知りたい場合は、無料のWebサイト診断からでも構いません。

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この記事を書いた人

digrart編集部

大阪市中央区にて2010年よりWeb制作・運用支援を行い、1,000件以上の実績を持つWeb制作会社「digrart(ディグラート)」編集部が、本記事を執筆・監修しています。
現場で培った豊富な知見を活かし、Webサイト制作、ECサイト制作、SEO対策、Webコンサルティングの実践的なハウツーをお届けします。
初心者からプロまで、Web戦略の成功をサポートする実務ベースの情報が満載です。

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