【簡単解説】ECサイトの構築方法 代表的な5つ

ECサイト制作・構築

年々需要が高まるネットショッピングに対応すべく、ECサイト制作を検討されているお店や企業の方も多いかと思います。
新型コロナウイルスの流行も相まって、ECサイトの需要は今後ますます高まると思われます。

弊社においても、ECサイト制作のご相談件数が急増しております。
お問い合わせ頂くお客様からは、
「ECサイトの作り方ってどんなものがあるの?」
「うちに向いているのはどんな方法?」
と言ったご質問を頂くことがとても多い状況です。

そんなECサイト構築方法を、5つにカテゴライズしてご紹介します。

この記事で分かること

  • ECサイトの構築方法にはどんな種類があるのか
  • 構築方法ごとの特徴
  • そのぞれのメリット・デメリット

フルスクラッチ

フルスクラッチ

フルスクラッチとは、ゼロからシステムを構築する方法です。
何の制約も受けないため、使用言語やシステム構成など、構築における全てのことが自由です。
サイト設計やサーバー運用など、かなりのスキルと費用が必要となり、システムのメンテナンスやセキュリティ対策についても、莫大なコストが必要となります。

通常のECサイト構築においてはメリットが少なく、大企業やかなり特殊な事情がない限り、選ぶことのない構築方法です。

導入期間 ☆☆☆☆☆
(かなり長い)
初期費用 ☆☆☆☆☆
(かなり高い)
維持費コスト ☆☆☆☆☆
(かなり高い)
独自性・デザイン性 ★★★★★
(かなり自由)
機能拡張性

★★★★★
(かなり自由)

ECパッケージ

ECパッケージとは、必要な機能が予めパッケージングされた状態で提供されるECシステムのことです。
自社サーバーにインストールするものと、SaaSとして提供されるものがあります。
成熟した基本機能に、独自機能をカスタマイズして追加する形なので、フルスクラッチと同様に拡張性は高く、且つ、フルスクラッチに比べて費用やセキュリティ面において優位性があります。

とは言え、開発費用は数百万円~となる上に、サーバやシステムアップデートなど、人的リソースや運用コストは莫大です。

こちらも、かなり売上のあるECサイトや、大企業が対象となる構築方法となるでしょう。

導入期間 ☆☆☆☆
(長い)
初期費用 ☆☆☆☆
(高い)
維持費コスト ☆☆☆☆
(高い)
独自性・デザイン性 ★★★★★
(かなり自由)
機能拡張性

★★★★
(自由)

オープンソース

オープンソースとは、ライセンス料が不要な無料のソフトウェアです。
代表的なものとしては、ECCUBEやMagento、WordPress(WelCartプラグインなどを使用)などがあります。
自社サーバーを用意し、そこにシステムを構築する形になるため、機能拡張性やデザインの自由度の高さは、フルスクラッチやパッケージにも匹敵します。
その反面、システムアップデートも独自に行う必要があるため、機能やセキュリティの維持管理に人的リソースやコストが必要になります。

WordPressを用いた構築では、Stripeなどの決済サービスを利用し、よりシンプルに構築することも可能です。

・独自機能を盛り込みたい
・デザインにはかなり拘りたい
・フルスクラッチやパッケージのような構築費用はかけられない

そんな方、企業におすすめなバランスの良い構築方法です。

導入期間 ★★★☆☆
(普通)
初期費用  ★★☆☆☆
(やや高い)
維持費コスト  ★★☆☆☆
(やや高い)
独自性・デザイン性 ★★★★★
(かなり自由)
機能拡張性

★★★★
(自由)

ASPサービス / SaaS

ASPとはApplication Service Providerの略で、インターネット上でサービスを提供する業者のことを指します。
SaaSとはSoftware as a Serviceの略で、インターネット上で提供されるソフトウェアのことを指します。
ASPサービスとSaaSはおおまかに同義語として扱われることが多いです。

BASEやSTORESなど、決済手数料はかかるものの初期費用や月額利用料が無料のものや、
futureshopやMakeShop、Shopify、カラーミーなど、初期費用も月額費用も決済手数料もかかるけど、デザイン性や機能面において、独自性=ブランドを打ち出しやすいものなど、様々。

自社サーバーを用意する必要がなく、基本機能の追加やバグの修正、セキュリティ対策などのアップデートはプラットフォーム側で行われるため、人的リソースやコストを削減することができます。

また、近年ノーコードツールとしても注目されていますが、
BASEのように比較的導入ハードルが低いサービスは、拡張性が低く安価、
Shopifyのように、拡張性が高く高機能なサービスは、導入ハードルが高く高価
と言ったようにプラットフォームによって、かなり差があります。

様々なタイプのサービスがありますので、自社に合うプラットフォームを選び、落とし込む形になります。
手軽に独自性のあるECサイト始めたい方、企業におすすめな、コスパに優れた構築方法です。

導入期間 ★★★★
☆(やや短い)
初期費用 ★★★☆☆
(普通)
維持費コスト ★★★☆☆
(普通)
独自性・デザイン性 ★★★☆☆
(普通)
機能拡張性

★★★☆☆
(普通)

ECモール型ショッピングサイト

AmazonやYahoo!ショッピング、楽天市場と言ったモール型ECサイトに出店する形で、実店舗で言うところのイオンモールにお店を構えるようなイメージです。
初期費用が抑えられる上に、プラットフォーム側である程度集客を行うため、ECサイトの構築手段としては、比較的ハードルが低いです。
ただ、多少サイトデザインに手を加えられるものもありますが、基本的には各プラットフォームで決まったフォーマットのデザインになります。
運営方針にも制約があるため、同じECモールに出店する多くの同業者との価格競争など、差別化が難しい構築方法でもあります。

モールの集客力を最大限に利用した方、企業におすすめな、ハードルの低い構築方法です。

導入期間 ★★★★★
(短い)
初期費用 ★★★★
(やや安い)
維持費コスト ★★★★
(やや安い)
独自性・デザイン性 ☆☆☆☆
(ほぼ無い)
機能拡張性

☆☆☆☆☆
(無い)

まとめ

一口にECサイトと言っても、様々な構築方法があり、様々企業が、様々なサービスを提供しています。
ECサイトは構築してからがスタートです。
運用面やコスト、展開戦略など、御社の現状と照らし合わせて、最適なECサイトの構築方法を見つけましょう!

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