ホームページ制作に必要なもの・準備リスト完全版|素材・環境から社内体制まで

「ホームページを作りたいけれど、何から手をつければいいかわからない」「制作会社に何を伝えればスムーズに進むの?」
初めてWeb制作を発注する際、このような不安を抱える担当者様は少なくありません。
実は、Web制作プロジェクトの成否は、制作会社に依頼する前の「準備」で9割決まると言われています。準備不足のままスタートすると、デザインの修正が何度も発生したり、公開が大幅に遅れたり、最悪の場合は「完成したけれど役に立たないサイト」になってしまうこともあります。
そこで今回は、大阪のWeb制作会社digrartが、ホームページ制作を成功させるために必要な「物理的に必要なもの(サーバー・ドメイン等)」「素材(原稿・写真)」そして「社内体制」について、プロの視点から徹底解説します。
これから発注を検討されている方は、ぜひこの「準備リスト」を参考に進めてみてください。
※本記事は2018年9月13日に公開された記事を、最新のWeb制作事情に合わせて全面的に加筆・修正したものです。
1. まず絶対に「サイトの目的と構想」を固める
「とりあえずホームページが欲しい」という依頼は、実は制作会社が最も困るオーダーの一つです。家を建てる時に「とりあえず住める家を」とは言わないように、Webサイトも「誰に」「何を」「どう伝えたいか」という設計図(構想)がなければ、良いものは作れません。
まずは以下の要素を社内で検討し、言語化することから始めましょう。
Webサイトの種類と役割を明確にする
一口にホームページと言っても、その役割は多岐にわたります。自社が今回作りたいのはどのタイプなのか、優先順位をつけておきましょう。
① 企業情報サイト(コーポレートサイト)
会社の「顔」となるサイトです。会社概要、事業内容、IR情報などを掲載し、信頼性を高めることが主目的です。長期的に運用し、SEO(検索対策)でドメインの評価を育てていく資産となります。
② ブランドサイト
特定の商品やサービスの「世界観」や「魅力」を伝えることに特化したサイトです。デザインの自由度が高く、写真や動画を多用してユーザーの情緒に訴えかけます。
③ ECサイト(ネットショップ)
商品を直接販売するサイトです。カート機能、決済、在庫管理などシステム的な要件が重要になります。
※digrartは「Shopifyパートナー」および「makeshop認定パートナー」です。お客様の規模や商材に合わせた最適なカート選定からサポート可能です。
④ 採用サイト
求職者に向けた情報発信に特化したサイトです。先輩社員インタビューやオフィスの様子など、企業カルチャーを深く伝えることで、入社後のミスマッチを防ぎます。
⑤ LP(ランディングページ)
広告の受け皿となる、1ページ完結型のサイトです。商品購入や資料請求といった「コンバージョン(成果)」を一点突破で狙う場合に最適です。
RFP(提案依頼書)を作成する
口頭での要望だけでは、制作会社との間に認識のズレが生じがちです。可能であれば「RFP(Request for Proposal)」と呼ばれる提案依頼書を作成しましょう。
難しく考える必要はありません。以下の項目をA4用紙1枚程度にまとめるだけでも、提案の精度は格段に上がります。
- プロジェクトの背景:なぜ今サイトを作るのか(リニューアルするのか)
- 目的・ゴール:問い合わせを増やしたい、採用応募を増やしたい、等
- ターゲット層:性別、年代、属性、悩みなど
- 納期・予算感:公開希望日と大まかな予算
- 参考サイト:デザインや機能のイメージに近い他社サイト
2. 技術的な環境(インフラ)の準備
Webサイトを公開するためには、インターネット上の「土地」と「住所」が必要です。これらを実店舗に例えて解説します。
ドメイン(インターネット上の住所)
「digrart.jp」のようなWebサイトのURLになる部分です。社名やサービス名を含んだわかりやすい文字列を取得するのが一般的です。
一度取得したドメインを長く使い続けることは、Googleからの信頼度(SEO評価)を高める上でも重要です。
サーバー(インターネット上の土地・建物)
Webサイトのデータを保管し、世界中に公開するための場所です。「Webサーバー」というコンピュータの中に、ホームページのデータを置くことで閲覧可能になります。
一般的にはレンタルサーバー(共有サーバー)を利用しますが、大規模なシステムやセキュリティ要件が高い場合は専用サーバーが必要になることもあります。弊社ではお客様の規模に合わせて最適なサーバー環境をご提案しています。
3. サイトの中身となる「素材」の準備
制作会社は「箱(デザインやシステム)」を作りますが、その中に入れる「中身(文章や写真)」はお客様にご用意いただくのが基本です。この素材準備が遅れることが、納期遅延の最大の要因となります。
① 原稿(テキストデータ)
会社概要、代表挨拶、事業紹介などの文章です。「デザインができてから文章を考える」のではなく、「何を伝えたいか」が決まってからデザインを作るのが本来の順序です。原稿がないと、デザイナーはダミーの文字しか入れられず、本質的なレイアウトが組めません。
社内で文章を書くのが難しい場合は、プロのライターによる取材・執筆代行オプションを利用するのも一つの賢い選択です。
② 写真・動画素材(最重要)
Webサイトのクオリティを左右するのは、実は「写真」です。どんなに洗練されたデザインでも、掲載されている写真が暗かったり素人っぽかったりすると、サイト全体の信頼性が損なわれます。
特に「社員の顔が見える写真」や「シズル感のある商品写真」は、ユーザーの安心感や購買意欲に直結します。予算が許す限り、プロのカメラマンによる撮影を強く推奨します。数年使うサイトですので、ここへの投資は非常に費用対効果が高いと言えます。
③ ロゴデータ・会社案内
高解像度のロゴデータ(AI形式やPNG形式)をご用意ください。また、既存の会社案内パンフレットがあれば、事業内容を理解する上で非常に役立ちますので、制作会社に共有しましょう。
4. プロジェクトを成功させる「社内体制」
制作期間中、お客様と制作会社は二人三脚で進んでいきます。スムーズな進行のために、以下の社内体制を整えておくことをお勧めします。
専任の担当者を立てる
通常業務とお忙しいとは思いますが、可能な限りWeb制作の窓口となる専任担当者を決めてください。窓口が複数人いると、連絡の行き違いや情報の錯綜が起きやすくなります。
「意思決定者」を明確にし、関与させる
最も避けたいトラブルは、「担当者と詰めた内容が、土壇場で社長の一声でひっくり返る」ことです。これは追加費用や大幅な納期遅延に直結します。
デザインの確認や重要なマイルストーンには、必ず最終決裁者(社長や部長など)にも同席してもらうか、段階ごとに承認を得るフローを確立しておきましょう。
5. 公開後の「運用体制」も計画を
ホームページは「公開してからがスタート」です。公開後の運用についても、制作段階から考えておく必要があります。
| 項目 | 検討すべき内容 |
|---|---|
| 情報更新 | お知らせやブログは誰が、どのくらいの頻度で更新するか? |
| 保守・管理 | サーバーの更新やセキュリティ対策は自社で行うか、制作会社に委託するか? |
| 効果測定 | アクセス解析を見て改善提案を行う体制はあるか? |
社内リソースが不足している場合は、更新代行や保守サポートプランへの加入も検討しましょう。
まとめ:準備万端でスタートダッシュを
Web制作は、家づくりや店舗オープンと同じような大きなプロジェクトです。準備項目が多く大変に感じるかもしれませんが、これらを事前に整理しておくことで、制作会社からの提案の質が上がり、結果として「成果の出るWebサイト」への近道となります。
「何から手をつければいいかわからない」「RFPの書き方がわからない」という場合でもご安心ください。digrartでは、構想段階からのご相談も承っております。お客様のビジネスを深く理解し、二人三脚で最適なWebサイトを作り上げます。
大阪でホームページ制作・Web全般のご相談なら、ぜひ一度お問い合わせください。
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この記事を書いた人
大阪市中央区にて2009年よりWeb制作・運用支援を行い、1,000件以上の実績を持つWeb制作会社「digrart(ディグラート)」編集部が、本記事を執筆・監修しています。
現場で培った豊富な知見を活かし、Webサイト制作、ECサイト制作、SEO対策、Webコンサルティングの実践的なハウツーをお届けします。
初心者からプロまで、Web戦略の成功をサポートする実務ベースの情報が満載です。
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