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Shopify Plus移行のタイミングは?違い・損益分岐点で判断

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Shopify Plusへの移行タイミング|通常プランとの違いと損益分岐点

ShopifyでEC事業が順調に成長し、売上規模が大きくなってくると、必ずと言っていいほど直面する悩みがあります。
「そろそろ上位プランの『Shopify Plus』にするべきか、まだ通常プランで粘るべきか」という問題です。

【この記事のまとめ】
  • 結論:Shopify Plus移行は「月商」だけで決めず、①決済手数料の削減 ②チェックアウト改善(CVR) ③B2B/複数ストア展開 ④外部システム(基幹/WMS)連携の4要素でROIを見て判断するのが最短です。
  • 判断目安:上記の項目のうち2つ以上に該当する場合、移行による投資対効果(ROI)が早期に最大化される可能性が非常に高くなります。
  • 次の一手:digrartのShopify制作・構築サービスでは、Plusアップグレード判断のシミュレーションから、大阪拠点ならではの「現場重視」の基幹連携設計まで一気通貫で支援しています。

通常プラン(Basic, Standard, Advanced)と比較して、Shopify Plusは月額料金が大きく上がります。しかし、多くの成長企業が移行を決断するのは、コスト以上の明確なリターン(投資対効果)があるからです。

本記事では、Shopify Plusと通常プランの決定的な違いと、移行を検討すべき具体的な「ライン(損益分岐点)」について解説します。

Shopify Plus(ショッピファイ プラス)とは?

大阪を拠点にShopify Plusへの移行や、大規模なECリニューアルを検討されている場合は、digrartのShopify制作・構築の支援体制を先にご確認ください。Plus特有の複雑な要件定義や基幹システム連携から、売上を最大化させるための戦略立案までサポートいたします。

特に大阪・関西の事業者様からは、今のプランで「運用コスト」を削るべきか、Plusへ「投資」して売上を伸ばすべきか、という数値ベースのご相談を多くいただいております。決済手数料やCVR改善分から逆算した、現実的な移行ラインを整理することが成功の第一歩です。

Shopify Plusは、大規模な取引量を持つマーチャント(事業者)向けに設計されたエンタープライズプランです。世界的なD2Cブランドをはじめ、日本でも多くの有名企業が導入しています。

通常プランとPlusプランの比較表

移行の前段階としてよく利用される通常プラン最上位の「Advanced」と「Shopify Plus」の主な違いをまとめました。

機能・項目 Advancedプラン Shopify Plus
月額費用 $399 USD $2,300 USD〜
取引手数料
(外部決済利用時)
0.5% 0.15%
スタッフアカウント数 15 無制限
チェックアウト画面 編集不可 フルカスタマイズ可
(Checkout Extensibility)
拡張ストア作成
(海外版などの別店舗)
有料で契約追加 9店舗まで追加無料
B2B(卸売り)機能 アプリ等で対応 標準搭載
(B2B on Shopify)

※最新の価格・仕様は必ずShopify公式ページをご確認ください。

移行を検討すべき「判断指標」

具体的に「いつ」切り替えるべきかの判断材料として、以下のトリガーを活用してください。

1. 決済手数料の削減メリットが出るライン

移行ラインの目安として「月商5,000万円前後」が挙げられることもありますが、実際は外部決済(Shopify Payments以外)の利用比率や、チェックアウト改善によるCVR向上余地によって前後します。

試算の考え方:
削減額目安 = 0.35% × 月商 × 外部決済利用比率(例:Amazon Payなど)

この削減分だけでPlusの月額費用を相殺、あるいはプラスに転じるフェーズであれば、移行の経済的メリットは非常に明確です。

2. チェックアウト画面のカスタマイズが必要になった時

通常プランでは不可能な決済画面の編集が、Plus限定の「Checkout Extensibility」で解禁されます。配送日時指定のUI最適化や、完了画面でのクロスセル提案など、CVR(購入率=注文数 ÷ セッション数)をあと1%底上げしたいフェーズにおいて、この拡張性は決定的な武器になります。

💡 決済設計とCVR改善について
チェックアウト画面の最適化と併せて検討したい、決済手段の選定とCVR(購入率)向上のポイントを解説しています。
関連記事:Shopifyの決済設計とCVR改善|カゴ落ちを防ぐ最適な支払い方法とは

「カゴ落ち(離脱)を改善し、CVR(購入率)を一段階上げたい」というフェーズにおいて、チェックアウト画面を触れるか否かは決定的な差となります。

3. B2B(卸売り)や複数店舗展開を本格化する時

1つのストアで卸売価格を設定できる「B2B on Shopify」や、追加料金なしで海外・別ブランド店舗を9つまで持てる「拡張ストア」は、Plusならではの特権です。複数サイトを個別に契約・管理する手間とコストを考えれば、Plusへの集約は合理的な選択となります。

運用面(在庫・受注・掛け払い)まで含めた設計の勘所は、以下で整理しています。

💡 BtoB ECの構築と運用について
Shopify Plusを活用したBtoB展開や、複雑な在庫管理の自動化フローについては以下の記事をご参照ください。
関連記事:ShopifyでBtoB(卸売)サイトを構築・運用するポイント|在庫管理の自動化をどう実現するか

Shopify Plusを選ぶべきケース(機能・運用別)

コスト面以外でも、大規模運営の「現場」で評価されているのが以下のポイントです。特に大阪・関西圏で在庫管理システム(WMS)や店舗POSとの複雑な連携を検討されている事業者様から高く評価されています。

専任サポートとLaunchpad

セールの自動化ツール「Launchpad」や、Plus専用の強固なサーバー環境は、フラッシュセール等でのアクセス集中に対する安心感となります。

API呼び出し制限の緩和(基幹システム連携)

WMSやERPとのリアルタイムなデータ連携において、APIの制限緩和は「連携スピード」に直結します。digrartでは、こうした対面での深い要件定義が必要な「システム間の繋ぎ込み」を得意としています。

例:在庫更新の頻度、店舗POSとの同期方式、出荷(WMS)側の締め時間など、運用の制約条件まで含めて要件を詰めたうえで設計します。

参考:Shopify Developer Docs: Rate limits(英語)

移行判断チェックリスト(Yes/No)

プランのアップグレードと同時に、以下の要素を見直すことで投資効果を最大化できます。

💡 BtoBプラットフォームの比較
Shopify以外のカートも含めたBtoB ECの比較は、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:【2025年版】BtoB向けECサイト制作に強いプラットフォーム5選と選び方の基準

自社に最適な制作パートナーの選び方については、大阪のShopify制作会社選びのポイント、最適なプラットフォーム選びの基準についてはShopifyとMakeShopの比較記事も参考になります。

まとめ:事業フェーズに合わせた最適な成長インフラを

Shopify Plusは単なる「高機能なプラン」ではなく、「大規模事業者のための成長インフラ」です。独自の購入体験を提供し、ブランド価値と利益率を同時に高めたい場合には、十分に元が取れる投資となります。

現状の売上規模で移行すべきか具体的なシミュレーションが必要な場合や、Plusを前提とした基幹連携・大規模リニューアルを検討されている場合は、ぜひ一度digrartへご相談ください。実績に基づく最適なロードマップをご提案いたします。

【お問い合わせはこちら】
Shopify導入・リニューアルに関するお問い合わせ

関連サービス:大阪のShopify制作・構築 / 大阪のECサイト制作・構築

この記事を書いた人

digrart編集部

大阪市中央区にて2009年よりWeb制作・運用支援を行い、1,000件以上の実績を持つWeb制作会社「digrart(ディグラート)」編集部が、本記事を執筆・監修しています。
現場で培った豊富な知見を活かし、Webサイト制作、ECサイト制作、SEO対策、Webコンサルティングの実践的なハウツーをお届けします。
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