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ホームページ制作でよくある失敗事例10選|原因と対策、発注前の確認ポイント

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ホームページ制作の失敗を防ぐ!10の事例と原因・対策リスト

「ホームページを作りたいけれど、失敗して後悔したくない」「制作会社に任せきりで大丈夫?」と不安を感じる担当者様は少なくありません。

特に、初めてのホームページ制作やホームページリニューアルでは、進め方が見えにくく、判断に迷いやすくなります。多くのプロジェクトで発生するトラブルには共通のパターンがあり、事前の準備や確認不足が原因で「公開したけれど成果が出ない」「予算を大幅にオーバーした」といった失敗が後を絶ちません。

本記事では、ホームページ制作でよくある失敗事例10選を、その原因と具体的な対策とともに解説します。発注前に自社で確認しておくべきチェックポイントを整理し、成果の出るサイト制作を進めましょう。

【この記事で分かること】
  • 失敗の共通原因:多くのプロジェクトが陥る3つの根本的な理由
  • 10の失敗事例と対策:戦略・進行・運用で起きやすいトラブルの回避法
  • 発注前の判断基準:失敗を未然に防ぐために、社内で合意しておくべき項目

ホームページ制作で失敗が起きやすい3つの共通原因

個別の事例を見る前に、まずはホームページ制作でトラブルが発生する根本的な原因を理解しておきましょう。ほとんどの失敗は、以下の3点に集約されます。

  • 目的が曖昧なまま進んでしまう:「何のために作るのか」が不明確だと、デザインや構成の判断軸がブレてしまいます。
  • 社内の意思決定者・確認フローが曖昧:土壇場での仕様変更や、確認漏れによる納期遅延を招く最大の要因です。
  • 公開後の運用まで含めた設計になっていない:「作って終わり」と考えてしまうと、集客や改善が止まり、投資が無駄になります。

これらの課題をクリアにすることが、ホームページ制作の失敗を防ぐ第一歩です。発注前に何を整理しておくべきかを確認する視点として、次の事例を参考にしてください。

【一覧表】ホームページ制作の失敗パターンと確認ポイント

本記事で紹介する10の失敗事例を、制作のフェーズごとに整理しました。

フェーズ 失敗パターン 先に確認したいこと
制作前(戦略) ゴールが曖昧 最優先の成果(KPI)
ターゲットの定義不足 誰に見てほしいか
制作中(進行) スケジュール管理の遅れ 実働可能な制作期間
素材準備の後回し 原稿・写真の担当者
デザイン・UIの使いにくさ 情報の優先順位
大幅な仕様変更の発生 社内の承認フロー
社内確認フローの混乱 決裁者の関与タイミング
公開前(集客) SEO施策の後回し 集客の入り口設計
フォームの使いにくさ CVまでの導線確認
公開後(運用) 運用の停止・放置 公開後の更新・改善体制

ゴールが曖昧なまま制作が始まる

「とりあえず綺麗にしたい」「競合がやっているから」といった曖昧な動機でスタートするのは非常に危険です。特にホームページリニューアルの場合、旧サイトの課題を整理せずに進めると、デザインだけ新しくなり、成果は以前より下がるという失敗が起こりやすくなります。

目的が不明確だと、デザインや構成の判断基準が定まらず、制作会社との認識ズレも大きくなります。KPI(重要業績評価指標)は、「問い合わせ数」などメインを1つ、補助を2つ程度に絞って明確にしましょう。

発注前の確認質問:「このサイトで最優先に達成したい成果は何か、社内で1つに絞れていますか?」

ターゲットユーザーの定義が不十分

「誰に」届けるかが決まっていないと、コンテンツの語り口やデザインの方向性が定まりません。ターゲットを広げすぎると、結局誰の心にも刺さらない、平均的なサイトになってしまいます。

発注前の確認質問:「誰に向けたサイトなのか、一次ターゲットの属性や悩みが明文化されていますか?」

レスポンスが遅くスケジュールが崩れる

制作会社からの確認事項や素材提供の依頼に対し、社内での返信が滞ると、公開日はどんどん後ろ倒しになります。Web制作は相互のコミュニケーションで進むプロジェクトです。あらかじめ、余裕を持ったスケジュール設定が必要です。

具体的な制作の流れについては、ホームページ制作期間の目安を参考に、社内の稼働を確保しておきましょう。

発注前の確認質問:「制作期間中、週に数時間の確認・連絡作業を行う時間を担当者が確保できていますか?」

コンテンツ制作を後回しにする

デザインの枠ができてから原稿(文章)を考えようとすると、ほぼ確実に失敗します。「何を伝えたいか」が決まっていない状態でデザインを作っても、それは単なる「空の箱」に過ぎません。原稿がないために、デザイナーが意図したレイアウトが組めなくなることも多々あります。

発注前の確認質問:「各ページに掲載する情報(メッセージ)の骨子は、デザイン着手前に揃っていますか?」

デザインを優先しすぎて使いにくくなる

見た目のインパクトだけを追い求め、情報の見つけやすさや使い勝手を損なうケースです。「何を読ませたいページなのか分からない」といった状態は機会損失を招きます。特に、PCでの見た目だけを基準にしてしまうと、スマホでは重要情報やCTAが下に埋もれ、離脱につながることがあります。デザイン確認は、必ずモバイル表示での視認性や操作性も含めて行うことが重要です。

発注前の確認質問:「ユーザーが迷わず目的にたどり着けるよう、重要情報やボタンがスマホでも適切な位置に配置されていますか?」

コーディング・実装後に大幅修正が発生する

プログラミングが完了した後に「やっぱりデザインを変えたい」といった要望を出すと、追加費用や納期遅延が発生します。これは、初期段階での合意形成が不十分だったり、制作会社との相性を見誤ったりした際に起こりやすいトラブルです。

こうした事態を避けるためには、事前のホームページ制作会社の選び方を見直し、実績やコミュニケーションの質を重視して選定することが大切です。

発注前の確認質問:「デザイン決定からコーディング着手のタイミングで、社内の最終承認を得るフローが確立されていますか?」

SEOや集客施策が後回しになっている

「公開してからSEOを考えよう」では手遅れです。検索経由での流入を狙うなら、設計段階で「どのキーワードで、どのページに集客するか」という役割分担を決めておく必要があります。タイトルタグ、見出し構造、内部リンクの設計など、SEO設計不足は公開後の成果に直結します。

発注前の確認質問:「検索ユーザーがどのページを入り口に流入し、どのように問い合わせへ繋がるかの導線を描けていますか?」

問い合わせフォームが使いにくい

どんなに魅力的なコンテンツを作っても、最後の出口である「問い合わせフォーム」の項目が多すぎたり、エラーが出やすかったりするとユーザーは離脱します。あわせて、送信完了ページの設置、自動返信メールの内容、通知先アドレスの正確な設定まで含めて、公開前に必ずテストを行いましょう。

発注前の確認質問:「入力項目を最小限に絞り、完了通知や返信メールまでスムーズに届く仕様になっていますか?」

社内確認フローが混乱する

担当者レベルで進めていた内容が、最終段階で決裁者の一声でひっくり返るケースです。これはリソースの無駄だけでなく、納期遅延や品質低下を招きます。決裁者には初期のコンセプト合意と、主要なマイルストーン(デザイン確定時など)で必ず関与してもらいましょう。

発注前の確認質問:「最終決裁者がプロジェクトの目的とデザインコンセプトに、段階ごとに合意していますか?」

公開後の運用・改善が止まる

「ホームページは公開して終わり」という考え方が最大の失敗です。更新が止まったサイトは、Googleからの評価も下がり、ユーザーの信頼も失います。公開後のアクセス解析や改善判断の基準までを、制作段階から計画しておく必要があります。

発注前の確認質問:「公開後3か月間の更新担当者、数値確認の頻度、改善の判断基準は決まっていますか?」

まとめ:ホームページ制作の失敗は事前確認で防げる

ホームページ制作やリニューアルにおける失敗の多くは、事前の目的整理と社内体制の構築によって防ぐことができます。今回ご紹介した10の事例をチェックリストとして活用し、一つひとつ懸念を解消してから発注に進んでください。

制作の進め方や要件整理を確認したい場合は、お問い合わせフォームから確認できます。

今回の失敗事例を自社の確認項目に置き換え、成果につながるサイト制作を進めていきましょう。

この記事を書いた人

digrart編集部

大阪市中央区にて2009年よりWeb制作・運用支援を行い、1,000件以上の実績を持つWeb制作会社「digrart(ディグラート)」編集部が、本記事を執筆・監修しています。
現場で培った豊富な知見を活かし、Webサイト制作、ECサイト制作、SEO対策、Webコンサルティングの実践的なハウツーをお届けします。
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