大阪の「展示会集客」をWebで最大化。会期後もリードを獲得し続けるデジタル連携術

大阪の製造業やBtoB企業にとって、インテックス大阪などで開催される展示会は最大の新規開拓の場です。しかし、「多額の出展料と人件費をかけた割に、会期が終わると熱が冷めてしまう」「獲得した名刺が活用されず眠っている」という課題を抱える企業は少なくありません。
経済産業省の「2024年版 ものづくり白書」によると、デジタル技術を営業活動に活用している製造業は8割を超え、活用企業ほど営業利益を伸ばしている傾向があります。
出典:2024年版 ものづくり白書(経済産業省)
展示会を単なる「点」のイベントから、Webと連携した継続的な「線」の施策へと昇華させることが、今の時代のスタンダードです。
本記事では、展示会の投資対効果(ROI)を最大化させるための、具体的かつ実務的なデジタル連携術を解説します。
展示会集客の「3つの壁」をWebで突破する
リアルな展示会には、対面でしか伝えられない信頼感や熱量がありますが、一方で以下のような構造的な課題(壁)が存在します。
| 課題の種類 | 展示会単体の限界 | Web連携による解決 |
|---|---|---|
| リーチの壁 | 会場に来た人にしか認知されない | SNSや広告で「事前予約」を促進 |
| 理解の壁 | 短い接客時間では魅力を伝えきれない | 特設LPで詳細スペックや事例を補足 |
| 継続の壁 | 会期後のフォローが遅れ、他社に流れる | 自動メールや分析ツールで優先順位を判別 |
これらの課題を解消するためには、展示会会場を「ゴール」ではなく、Web上のコミュニケーションを開始するための「入り口」と捉え直す必要があります。
展示会を成功させるデジタル連携:3つの具体策
大阪のBtoB企業が明日から取り組める、実務的な連携手法を3つ紹介します。
1. 展示会専用の「特設LP(ランディングページ)」制作
展示会に出展する製品や技術に特化したLPを用意します。コーポレートサイトのトップページではなく、展示会の展示内容と完全に一致したページへ誘導することで、来場者の離脱を防ぎます。
特に、展示会パネルに掲載するQRコードのリンク先は重要です。カタログPDFを直接開かせるのではなく、「動画での製品解説」や「技術資料ダウンロードフォーム」を設置したLPへ誘導することで、相手の興味関心の度合いをデータとして取得できます。
・パネルごとに異なるパラメータ付きURL(QR)を設置し、どの製品に興味を持たれたか計測する。
・カタログの重さを嫌う来場者のために、「後ほど資料をメールでお送りします」と伝え、その場でLPからフォーム入力を促す。
会場での入力ハードルを下げるため、フォームは「メールアドレスのみ」など最小限にするのがコツです。
2. SNS(X/LinkedIn)を活用した「事前認知」と「実況」
大阪近郊の企業は、SNS上での「大阪の製造業コミュニティ」が活発です。展示会前から、ブース設営の様子や、当日配布するノベルティ、デモ機の動作動画を投稿することで、既存フォロワーへのリマインドと新規層への認知を広げます。
当日も「#インテックス大阪」「#展示会名」などのハッシュタグを活用し、ブースの盛り上がりをリアルタイムで発信することで、会場にいる未訪問者の足を引き寄せることが可能です。
3. 会期後の「お礼メール」と「ホワイトペーパー」の配布
展示会終了後、最も重要なのは「スピード」です。名刺交換から24時間以内に「お礼メール」を配信するのが理想です。
この際、単なる挨拶だけでなく、展示会で反響が大きかった技術資料や「ホワイトペーパー」(導入事例集など)のURLを添えます。誰がどのURLをクリックしたかを計測することで、営業担当者が優先的に電話をかけるべき「ホットリード(見込み度の高い客)」を抽出できます。
展示会で獲得したリードを顧客へ育てる具体的な手法はこちらで解説しています。
関連記事:BtoB企業の「ホワイトペーパー(資料請求)」活用術|リード情報を獲得するためのLP構成とダウンロード特典の作り方
データで見る展示会フォローの重要性
BtoB展示会の来場者のうち、約56%が「情報収集」を目的としていますが、その中には将来的な導入を検討している層が24%以上含まれています(PR TIMES調査レポートより)。
出典:BtoB展示会の来場者は何を求めている?(リンクストラテジー株式会社)
会場で「今は検討中」と答えた顧客も、半年後や1年後にニーズが顕在化するケースは多いものです。その時に、自社を思い出してもらうためのデジタル接点(メルマガやブログ更新)を維持できているかどうかが、長期的な受注率を左右します。
まとめ:展示会を「点」から「線」の施策へ
展示会は多額の投資が必要な施策です。その投資を無駄にしないためには、展示会前の「期待感の醸成」、会期中の「デジタル接点の確保」、会期後の「継続的なアプローチ」を一つのシステムとして設計することが欠かせません。
大阪の製造業が持つ素晴らしい技術力は、リアルの展示会という「場」と、Webという「仕組み」が組み合わさることで、初めて最大の結果を生み出します。自社のWebサイトがその受け皿として機能しているか、今一度見直してみてはいかがでしょうか。
大阪で製造業・BtoB企業の展示会連携やLP制作をご検討の方は、ぜひ一度digrartへご相談ください。貴社の強みを可視化し、会期後も成果を出し続けるデジタル戦略をオーダーメイドでご提案いたします。
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この記事を書いた人
大阪市中央区にて2009年よりWeb制作・運用支援を行い、1,000件以上の実績を持つWeb制作会社「digrart(ディグラート)」編集部が、本記事を執筆・監修しています。
現場で培った豊富な知見を活かし、Webサイト制作、ECサイト制作、SEO対策、Webコンサルティングの実践的なハウツーをお届けします。
初心者からプロまで、Web戦略の成功をサポートする実務ベースの情報が満載です。
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