競合他社に差をつける「USP(独自の強み)」の掘り起こし方|大阪のLP制作における差別化戦略

大阪でLP(ランディングページ)制作を検討されている事業者様から、最も多くいただくご相談の一つに「自社には他社に勝てるような、これといった強みがない」というものがあります。
しかし、断言します。強みがない会社は存在しません。ただ「言語化」できていない、あるいは「顧客が求めている価値」とズレているだけなのです。競合がひしめくWeb広告の世界で、ユーザーから指名買いされるためには、USP(Unique Selling Proposition:独自の強み)の確立が不可欠です。
本記事では、大阪のLP制作現場で私たちが実際に実践している、USPの掘り起こし方と差別化戦略について具体的に解説します。
それは「USP」ではない。顧客に刺さらない典型例
「自社の強みは何ですか?」と聞かれた際、以下のような言葉を並べていないでしょうか。これらは一見正論ですが、LPにおいては「何も言っていないのと同じ」になってしまう危険があります。
- 実績豊富:「何に対して」「どんな成果を出したか」が不明確。
- 丁寧な対応:顧客にとって「当たり前」であり、比較検討の決定打にならない。
- 高品質・低価格:具体性がなく、むしろ「本当か?」と疑念を抱かせる原因に。
- お客様第一:姿勢であって、顧客が得られる具体的なベネフィットではない。
大阪の事業者は、比較検討に非常にシビアです。こうした手垢のついた言葉が並んでいるだけで「あぁ、またこれか」とブラウザを閉じられてしまいます。「誰の、どんな悩みを、どう解決するのか」。ここを突き詰めるのがUSP構築の第一歩です。
USPを掘り起こす「3C分析」の罠と正しい視点
USPを見つけるフレームワークとして「3C分析」は非常に有効ですが、多くの会社が分析の仕方を間違えています。机上の空論で終わらせないためのポイントを整理しましょう。
| 要素 | よくあるNG例 | 正しい分析の視点 |
|---|---|---|
| Customer(顧客) | 年齢や性別だけで分類する | 検索ボタンを押す直前の「負」の感情(不安・不満・不足)を深掘りする |
| Competitor(競合) | 価格やサービス表を眺めるだけ | 競合が「あえて言っていないこと(弱点)」や顧客の不満点を探す |
| Company(自社) | 自分たちのやりたいことを書く | 自社が提供できる価値のうち、競合が真似できない「不都合な事実(手間やこだわり)」に注目する |
表面的なスペックではなく、顧客の心に届く「事実」をどう掘り起こし、価値あるストーリーに昇華させるか。その具体的な手法をまとめています。
関連記事:ファクトとストーリー|売れる文章が必ず持っている2つの要素
大阪の「対面・信頼」という商習慣を活かす
大阪のBtoBやサービス業において、強力な差別化要因になるのが「距離感とスピード感」です。東京の会社にはできない「何かあればすぐ駆けつける」「顔を合わせて議論する」という泥臭い姿勢は、実は立派なUSPになります。「システム化」が進む現代だからこそ、大阪特有の「人」にフォーカスした安心感は、価格競争を無効化する力を持ちます。
【実例】抽象的な強みを「勝てるUSP」へ翻訳する
分析して見つかった強みを、そのままLPに載せてはいけません。顧客の心に刺さる言葉へ「翻訳」する必要があります。大阪の製造業をモデルにした、具体的なBefore/Afterを見てみましょう。
- Before(ただの強み):「高品質な金型製造を実現します。短納期もお任せください。」
→どこにでもあるキャッチコピーで、競合に埋もれてしまいます。 - After(勝てるUSP):「図面なしの試作1個から、24時間以内に特急対応。大阪の町工場発、大手メーカーの『今すぐ欲しい』を救う専門部隊」
→ターゲット(大手の試作担当者)、悩み(急ぎ・図面なし)、解決策(24時間・特急)が明確になり、指名買いが発生します。
このUSPは、LPのファーストビュー(FV)から各セクションの見出し、さらにはCTA(行動喚起)の文言に至るまで、設計思想の核として全域に反映されるべきものです。単なる飾り言葉ではなく、サイト全体の骨組みとなるのです。
自社の強みを「〇〇なら、どこにも負けへん」と大阪弁で考えてみてください。その後に丁寧な言葉へ直すと、借り物ではない、魂の乗ったUSPが生まれやすくなります。
USPは一度作って終わりではない。「仮説」から「確信」へ
最後に重要なことをお伝えします。USPは一度決めたら不変のものではありません。むしろ、LPを運用しながら磨き上げていくものです。
どれだけ完璧だと思ったUSPでも、実際に広告を回してみると反応が薄いことがあります。逆に、思わぬ強みが顧客に刺さることもあります。アクセス解析やヒアリングを通じて「顧客が本当に価値を感じているポイント」を検証し、アップデートし続けること。この「運用視点」こそが、LPを資産に変える鍵となります。
公開後に見つかった「真のUSP」をどうLPに反映し、成長させていくか。成長するサイトが共通して持っている運用思想を解説します。
関連記事:ホームページは「作ってから」が本番。大阪の制作会社が教える成長するサイトの共通点
まとめ:貴社だけの「唯一無二」を共に創る
貴社のLPは、競合他社に埋もれず「指名買い」を獲得できているでしょうか。最後に、以下の3点をセルフチェックしてみてください。
- USPを一文で明確に言語化できているか
- その強みは競合他社が簡単に真似できないものか
- LPのファーストビューで一瞬で伝わる構成になっているか
もし一つでも「NO」があるなら、それは本来のポテンシャルを活かしきれていない証拠です。デザインを綺麗にする前に、まずは「選ばれる理由」という土台を固める必要があります。
「自社で分析しても、どうしても客観的な強みが見つからない」「強みをどう言葉にすればいいか分からない」とお悩みであれば、ぜひ私たちにご相談ください。大阪のマーケットを知り尽くしたdigrartが、貴社の潜在的な価値を掘り起こし、「選ばれる理由」をデザインします。
大阪で競合に負けないLP制作や戦略構築をご検討の方は、ぜひ一度digrartへご相談ください。貴社の強みを「売れる武器」へと昇華させます。
関連サービス:大阪のLP制作・LPO対策 / 大阪のWebコンサルティング・集客支援
この記事を書いた人
大阪市中央区にて2009年よりWeb制作・運用支援を行い、1,000件以上の実績を持つWeb制作会社「digrart(ディグラート)」編集部が、本記事を執筆・監修しています。
現場で培った豊富な知見を活かし、Webサイト制作、ECサイト制作、SEO対策、Webコンサルティングの実践的なハウツーをお届けします。
初心者からプロまで、Web戦略の成功をサポートする実務ベースの情報が満載です。
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