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LP制作依頼時に準備するものは?スムーズに進行するための「発注リスト7選」

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LP制作を依頼する前に準備すべき7つのチェックリスト

「ランディングページ(LP)を作りたいけれど、制作会社に依頼する前に何を準備しておけばいいの?」

初めてLP制作を担当される方から、よくこのようなご相談をいただきます。
丸投げで依頼することも可能ですが、実は「事前の準備」がしっかりしているかどうかで、完成するLPのクオリティや納品までのスピードは劇的に変わります。

今回は、制作会社への依頼をスムーズに進め、成果の出るLPを作るために用意しておきたい「発注リスト(準備項目)」をご紹介します。

【保存版】LP制作依頼のための準備チェックリスト

まずは全体像を把握しましょう。以下のリストにある項目が揃っていると、制作会社とのやり取りが非常にスムーズになります。
※すべて必須ではありません。「◎」は優先度が高い項目です。

優先度 カテゴリー 具体的な準備項目 準備が必要な理由
戦略・コンセプト 目的・ゴール(KGI/KPI)
売上目標、獲得件数など
誰に何を伝え、どうなれば成功かを定義するため。
戦略・コンセプト ターゲット(ペルソナ)
年齢、性別、悩みなど
デザインの方向性や訴求ポイントを決めるため。
素材データ 原稿・テキスト素材
商品スペック、特徴など
構成案(ワイヤーフレーム)を作成するため。
素材データ 写真・ロゴデータ
高解像度の画像、AIデータ等
LPのクオリティや信頼感を左右するため。
環境情報 サーバー・ドメイン情報
FTP情報、管理画面ID等
本番環境へのアップロード(公開)に必要なため。
参考資料 デザイン参考サイト
他社サイトのURL 2〜3個
「かっこいい」「シンプル」等のイメージを共有するため。
参考資料 競合他社の情報
意識している競合サイトURL
競合との差別化ポイントを明確にするため。

なぜ事前の準備が重要なのか?

準備不足のまま制作をスタートさせると、「思っていたデザインと違う」「確認の手間が増えて納期が遅れる」といったトラブルの原因になります。
逆に、必要な情報が整理されていれば、制作会社(ディレクター・デザイナー)は迷いなく設計ができ、以下のようなメリットが生まれます。

見積もりの精度が上がる

要件が曖昧だと、制作会社はリスクを見込んで高めの見積もりを出さざるを得ません。準備物が明確であれば、無駄なコストを省いた適正価格での提案が可能になります。

「強み」が伝わる構成になる

商品の魅力を一番理解しているのはお客様ご自身です。その情報が正確に共有されることで、ライターやデザイナーは「売れるための表現」に全力を注ぐことができます。

【ステップ1】コンセプト・戦略の整理

まずは、技術的な素材の前に「誰に・何を・どうしたいか」という企画の骨組みを整理しましょう。箇条書きのメモ程度でも構いません。

① 制作の目的とゴール(KGI/KPI)

何のためにLPを作るのかを明確にします。
「新商品の認知拡大」なのか「特定期間の売上アップ」なのかによって、打つべき施策は異なります。
また、「月間〇件の問い合わせ獲得」「CPA(獲得単価)〇〇円以下」といった具体的な数値目標があると、制作会社もより戦略的な提案がしやすくなります。

② ターゲット(ペルソナ)

「30代女性」といった大枠だけでなく、「仕事と育児に忙しく、時短商品を求めている共働き主婦」のように、具体的な人物像(ペルソナ)を設定しましょう。
ターゲットが明確になれば、デザインのテイストや刺さるキャッチコピーの方向性が定まります。

③ 商品の強み(USP)

競合他社と比較した際の、自社商品だけの強み(USP:Unique Selling Proposition)を挙げてください。

  • 業界最安値
  • 特許取得の独自技術
  • 即日対応可能

これらがLP内で一番のアピールポイントになります。

【ステップ2】素材・環境データの準備

デザインやコーディングの実作業に入るために、物理的に必要なデータ類です。これらが揃っていないと、制作がストップしてしまう可能性があります。

④ 原稿・写真素材

LPに使用する文章(テキストデータ)や、商品写真、ロゴデータを用意します。
特に写真はLPの印象を決定づける重要な要素です。もし高画質な素材がない場合は、制作会社に撮影を依頼するか、素材購入を依頼するかを事前に相談しましょう。

⑤ サーバー・ドメイン情報

LPを公開する場所(サーバー)の情報です。

  • FTP情報:ホスト名(IPアドレス)、ユーザー名、パスワード
  • ドメイン管理画面:ログインURL、ID、パスワード

これらが不明な場合、調査に時間がかかったり、公開直前にトラブルになったりすることがあります。社内のシステム担当者に確認しておきましょう。

【ステップ3】あると嬉しい参考資料

必須ではありませんが、イメージのすり合わせをスムーズにするために役立つ資料です。

⑥ デザインの参考サイト

「かっこいい感じ」「信頼感のある感じ」といった言葉のイメージは、人によって受け取り方が異なります。
「このサイトの色使いが好き」「このサイトのレイアウトが見やすい」など、具体的なWebサイトのURLを2〜3個共有いただけると、デザインのミスマッチを防げます。

⑦ 競合他社の情報

意識している競合企業や、比較対象となる商品のURLがあれば共有ください。
制作会社側で競合分析を行い、「どこで差別化するか」「どうすれば勝てるか」を策定する際の貴重な材料となります。

まとめ:準備は完璧でなくても大丈夫!

ここまで「準備リスト」をご紹介しましたが、これらを全て完璧に揃えるのは大変な作業です。

「ターゲットが定まりきっていない」「文章が書けない」といった場合でも、プロの制作会社であればヒアリングを通して一緒に整理し、形にしていくことができます。
大切なのは、「現時点で決まっていること」と「まだ決まっていないこと」を明確にして相談することです。

「準備段階からサポートしてほしい」「何が必要か整理するところから手伝ってほしい」という方は、ぜひ一度digrartへご相談ください。
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この記事を書いた人

digrart編集部

大阪市中央区のweb制作会社のメンバーが、Webサイト制作、ECサイト構築、SEO対策、Webコンサルティングの最新情報や実践的なハウツーをお届けします。初心者からプロまで役立つノウハウや業界トレンドを分かりやすく解説。web戦略の成功をサポートするための情報が満載です!

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