【2026年版】GA4のメリット・デメリットとは?「使いにくい」と感じる理由と解決策

「GA4に切り替わってから、見たいデータがすぐに見つからない」
「以前のGoogleアナリティクス(UA)の方が使いやすかった」
2023年にユニバーサルアナリティクス(UA)が終了し、Googleアナリティクス4(GA4)への移行が完了してから数年。現場では未だにこのような戸惑いの声が多く聞かれます。
しかし、GA4は単なるバージョンアップではなく、「計測の概念そのものが変わった全く新しいツール」です。使いにくいと感じるのは、ツールが劣化したからではなく、求められる「分析のアプローチ」が変わったからです。
今回は、GA4導入後に多くの担当者が感じる「使いにくさ」の正体と、それを補って余りある「GA4本来のメリット」について、2026年現在の視点で徹底解説します。
※本記事は2023年に公開された記事を、現在のGA4運用実務に合わせて全面的に加筆・修正したものです。
1. なぜGA4は「使いにくい」と言われるのか?
まずは、多くのユーザーが感じている「使いにくさ」の原因を整理しましょう。これらはGA4の「デメリット」と捉えられがちですが、実はツールの設計思想に由来するものです。
「レポート」が完成されていない
旧UAでは、画面を開けば「見たいレポート」が最初から用意されていました。一方、GA4の標準レポートは非常にシンプルです。
これはGA4が「ユーザー自身が必要なデータを自分で組み立てる(探索する)」ことを前提に設計されているためです。受動的にデータを見るだけでは、何も分からないツールになってしまったことが「使いにくさ」の最大の原因です。
データの保持期間が短い(デフォルト設定)
無料版GA4では、詳細分析に使うデータの保持期間がデフォルトで「2ヶ月」に設定されています。
設定を変更しないまま運用すると、数ヶ月前のデータと詳細に比較することができません。

参照元: [GA4] データの保持 – アナリティクス ヘルプ
管理画面から「14ヶ月」への変更は、GA4運用の必須設定です。まだ対応されていない方は、早急に設定を見直すことを強く推奨します。
2. これこそが本領!GA4ならではの強力なメリット
一見不便になったように見えるGA4ですが、分析ツールとしては劇的な進化を遂げています。特に以下の3点は、Webマーケティングを加速させる大きな武器になります。
① ユーザーの「行動」をイベント単位で追える
旧UAは「ページ単位」の計測が得意でしたが、GA4は「ユーザーの行動(イベント)単位」での計測に特化しています。
「ページの何%まで読まれたか(スクロール)」「動画が再生されたか」「ファイルがダウンロードされたか」といった行動が、より精密に把握できるようになりました。
これにより、単に「ページが見られた回数(PV)」だけでなく、「そのページでユーザーが満足したか(エンゲージメント)」という質の評価が可能になります。
② 「探索レポート」による自由自在な分析
GA4最大のメリットがこの「探索」機能です。Excelのピボットテーブルのように、指標を自由に組み合わせて自分だけの分析レポートを作成できます。
- 特定のバナーをクリックしたユーザーが、その後どのページへ移動したか
- お問い合わせに至ったユーザーが共通して見ているコンテンツは何か
- スマホユーザーが離脱しやすいポイントはどこか
これらを可視化することで、サイトの「勝ち筋」と「負け筋」が明確に見えてきます。
③ BigQuery連携によるデータ活用の拡張性
無料版GA4でも、Googleのデータ処理基盤「BigQuery」へのデータ書き出しが可能になりました。これにより、GA4内だけの分析に留まらず、自社の顧客管理システム(CRM)データと統合して「本当に売上に貢献しているチャネルはどこか」といった高度な分析が可能になります。
3. GA4を「武器」に変えるための学習ステップ
GA4を使いこなすために、まずは以下のステップを順にクリアしていきましょう。
| ステップ | 具体的なアクション |
|---|---|
| STEP 1:設定 | データ保持期間を「14ヶ月」に延長する。Search Consoleと連携する。 |
| STEP 2:指標 | PV数ではなく、「エンゲージメント率」を最重要指標として見る癖をつける。 |
| STEP 3:実践 | 「探索レポート」で仮説検証を行う。(例:ブログ経由のコンバージョン経路を追う) |
アクセス数だけを追っていませんか?成果に直結する「本当のKPI」について解説します。
関連記事:GA4 × Search Consoleで見るべき“本当のKPI”
まとめ:GA4は「見るツール」から「使うツール」へ
「GA4は使いにくい」という感想は、正しく使いこなせている証拠でもあります。なぜなら、GA4は最初から答えを教えてくれるツールではなく、私たちが問いを立てて答えを探しに行くためのツールだからです。
自社のビジネス目的に合わせて GA4をカスタマイズすれば、これまで見えなかったユーザーの心理やサイトの課題が驚くほど鮮明になります。
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この記事を書いた人
大阪市中央区にて2009年よりWeb制作・運用支援を行い、1,000件以上の実績を持つWeb制作会社「digrart(ディグラート)」編集部が、本記事を執筆・監修しています。
現場で培った豊富な知見を活かし、Webサイト制作、ECサイト制作、SEO対策、Webコンサルティングの実践的なハウツーをお届けします。
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