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Webサイト診断とは?見た目は綺麗でも「ソースコード」に問題があるサイトの特徴とチェック方法

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Webサイト診断とは?見た目は綺麗でも 中身はボロボロ?修正費用や表示崩れを招くサイト構造の問題

「ホームページのちょっとしたテキスト修正なのに、見積もりが意外と高い」「デザインは綺麗なはずなのに、スマホで見ると一部のレイアウトが崩れている」。自社のサイト運用で、こうした違和感を抱いたことはありませんか?

実は、これらの不調の多くは「見た目(デザイン)」ではなく、裏側の「ソースコード(記述内容)」に原因があります。人間と同じように、Webサイトも表面的な美しさだけでは健康状態を判断できません。内部構造が整理されていないサイトは、検索評価が上がりにくいだけでなく、将来的に多大な改修コストを払い続ける「技術的負債」を抱えることになります。

今回は、Webサイト診断の重要性と、見た目では分からないサイトの不調を見つけるためのチェック方法について、専門的な視点から分かりやすく解説します。

【この記事で分かること】
  • Webサイト診断の考え方:見た目では分からないサイト内部の問題を、どのように捉えるべきか整理できます。
  • 不調の見つけ方:表示速度、構造、保守性の観点から、自社サイトの状態を確認する方法が分かります。
  • 判断の目安:セルフチェックで足りるケースと、専門診断が必要なケースの違いを把握できます。

Webサイト診断とは?なぜ見た目だけでは判断できないのか

Webサイト診断とは、サイトの表示速度、HTML構造の妥当性、モバイル対応の精度、および将来的な更新のしやすさ(保守性)などを多角的に評価することを指します。いわば、Webサイトの「健康診断」です。

WebサイトはHTMLやCSSといったコードの積み重ねで構築されていますが、同じデザインを再現するにも「書き方」は無数に存在します。しかし、効率的でない書き方や、無理やり表示を合わせただけの記述は、時間の経過とともに表示崩れや動作不良といった「不調」として表面化します。そのため、定期的なWebサイト診断によって内部の不具合を早期に発見することが、安定したサイト運用の鍵となります。

自社サイトの構造的な問題や、具体的な改善ポイントを明確にしたい場合は、判断材料として当社の提供するWebサイト診断も参考になります。

見た目は綺麗でも「不健康」なWebサイトとは?

「見た目」はブラウザがコードを読み取った結果に過ぎません。中身が「不健康」なサイトとは、一言で言えば「継ぎ接ぎで実装され、整理されていない状態」のサイトです。

修正しにくいコードが起こす問題

開発現場では、構造が複雑に絡み合った状態を「スパゲッティコード」と呼びます。例えば、以下のような状態が典型的なサインです。

  • 不要な入れ子の乱用:無意味なタグが何重にも重なり、構造が読み取れない
  • インライン指定の多用:HTML内に直接デザインの指示が書き込まれ、一括修正ができない
  • 継ぎ接ぎの実装:過去の修正が整理されずに残り、新しい記述と干渉している

このようなサイトは、一時的な「見た目の綺麗さ」を維持するために、裏側で大きな無理を強いています。その結果、少しの修正でも膨大な調査工数が必要になり、運用効率を著しく低下させます。

Webサイト診断が必要なサイトのサイン

技術的なことは分からなくても、サイトの挙動から内部の不調を察知することができます。以下のサインが見られる場合は、専門的なWebサイト診断によるチェックを推奨します。

  • サイトの読み込みが他社のサイトに比べて明らかに遅い
  • スマホで見ると、特定のページだけ画像がはみ出したり、ボタンが重なったりしている
  • バナーの差し替えやテキスト変更など、軽微な修正でも数日〜数週間の納期を提示される
  • ページを更新するたびに、全く関係のない箇所のレイアウトが崩れる
  • 制作会社から「これ以上の修正は難しく、フルリニューアルが必要です」と頻繁に言われる

これらは「今の実装方法では限界が来ている」というWebサイトからの重要なアラートです。放置すると、将来的な改修費用がさらに高騰するリスクがあります。

ソースコードが整理されていないことで起こる3つの問題

コード品質の問題は、単なる「作り方の美しさ」の話ではありません。ビジネスの成果に直結する3つの実害をもたらします。

検索評価やユーザー体験に不利になりやすい

検索エンジンのクローラーはコードを読み取ってページの内容を理解します。見出し構造が不自然であったり、不要なコードの肥大化で表示速度が低下していたりすると、検索エンジンが内容を正しく評価しにくくなります。また、読み込みの遅さはユーザーの離脱を招き、結果として検索評価にも不利になりやすい傾向があります。

参考:Google 検索セントラル – SEO スターター ガイド

運用・改修コストが増えやすい(技術的負債)

不透明なコード構造は、修正時の調査や検証に多くの工数を必要とします。これが「技術的負債」の正体です。

比較項目 整理されたサイト 整理されていないサイト
修正のしやすさ どこを直せば良いか一目瞭然 一箇所の修正で他が崩れるリスクが高い
修正費用 標準的・安価 割高(調査・検証に時間がかかる)
表示崩れの再発リスク 低い 極めて高い
将来の機能追加 追加しやすい 改修範囲が広がりやすい
更新・引き継ぎやすさ スムーズ 前任者しか分からず属人化する

将来の拡張や改善がしにくくなる

「新しい機能を追加したい」「外部ツールと連携させたい」といった際、土台となるコードが整理されていないと、導入自体を断念せざるを得ないか、追加機能一つのために莫大なリニューアルコストを要求されることがあります。ビジネスの成長スピードにサイトが追いつけなくなることは、大きな機会損失に繋がります。

自社でできるWebサイト診断の方法

専門的な知識がなくても、以下の5つの観点で確認を行うことで、自社サイトの現状をある程度診断できます。

表示速度を確認する

まずはGoogleが提供する無料ツール「PageSpeed Insights」を使ってみましょう。スコアが赤色(0-49)の場合は、コードの肥大化や画像の最適化不足など、技術的な改善が必要なサインです。

参考:PageSpeed Insights(公式サイト)

💡 表示速度の改善方法を知る

Core Web Vitalsの重要性と具体的な改善ステップについて詳しく解説しています。

関連記事:Googleが重視する「表示速度」の改善方法

スマホ表示の崩れを確認する

トップページだけでなく、数階層下のページや古いブログ記事などをスマホで確認してください。「画像が横にはみ出している」「文字が重なって読めない」箇所があれば、モバイル対応の実装精度に問題があります。

HTML構造の乱れを確認する

W3Cが提供する構文チェッカーを使えば、HTMLの基本的なミスを検出できます。エラーが数百件単位で出る場合は、コーディングの品質が著しく低い可能性があります。

参考:W3C Markup Validation Service

見出し構造と情報設計を確認する

ページの構成が「h2 > h3 > h4」のように、階層を守って使われているかを確認します。「文字を大きく見せたい」という理由だけで見出しタグを使っているサイトは、検索エンジンに情報を正しく伝えられません。

更新や修正のしやすさを確認する

過去の修正履歴を振り返り、「簡単な修正に多額の費用がかかった」「修正のたびに別の不具合が出て再修正になった」ことがないか確認してください。心当たりがある場合、サイト内部の実装がかなり複雑化している恐れがあります。

無料診断で分かること・分からないこと

PageSpeed Insightsなどの無料ツールは非常に便利ですが、全ての「不調の原因」を特定できるわけではありません。診断結果を活用する際は、その限界も知っておく必要があります。

無料ツールで分かること

  • 数値化された表示速度の傾向
  • 明らかなHTMLの構文エラー
  • モバイル表示上の問題の兆候

無料ツールだけでは分からないこと

  • 保守性の高さ:コードが「将来的に直しやすい状態」になっているか
  • CMS実装の妥当性:セキュリティ面や拡張性を考慮して組まれているか
  • 依存関係のリスク:一部を改修した際に全体が崩れる「属人性」の強さ

スコアは良いのに運用コストが高い、というケースは珍しくありません。数値に現れない「中身の品質」を見極めるには、専門的な視点による実態調査が必要になります。

💡 内部SEOの観点で詳しく診断したい場合

タグの使い方やサイト構造が検索エンジンにどう評価されているかを専門的に調査します。

関連記事:SEO内部対策診断|大阪で検索順位が上がらない原因を特定する監査のポイント

まとめ|Webサイト診断は見た目では分からないリスクを整理するためのもの

Webサイトの「健康」とは、単にエラーがないことではなく、ビジネスの変化に柔軟に対応でき、ユーザーと検索エンジンの両方に価値を正しく伝えられる状態を指します。

見た目が整っていても、中身のコードが整理されていなければ、運用コストは膨らみ続け、いずれ大きな改修が必要になります。「修正費用が高すぎる」「サイトが重い」といった違和感は、サイト内部からの重要なアラートです。

まずは自社でできるセルフチェックを行い、現状を把握しましょう。より深い改善や、将来の運用を見据えた現状整理が必要だと感じた場合は、判断材料として構造や表示速度を含むWebサイト診断を活用してみてください。

この記事を書いた人

digrart編集部

大阪市中央区にて2009年よりWeb制作・運用支援を行い、1,000件以上の実績を持つWeb制作会社「digrart(ディグラート)」編集部が、本記事を執筆・監修しています。
現場で培った豊富な知見を活かし、Webサイト制作、ECサイト制作、SEO対策、Webコンサルティングの実践的なハウツーをお届けします。
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