SEO対策

リニューアル後の「順位下落」を防ぐSEO移行手順。301リダイレクトと構造化データの基本

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評価を最大限に継承する 失敗しないためのSEO移行実務ガイド 301リダイレクトと技術チェック

大阪でサイトリニューアルを成功させるために、デザインと同じくらい重要なのが「SEO評価の継承」です。

検索順位の下落は、事業の集客に直結する大きなリスクです。単に301リダイレクトを設定すれば良いわけではなく、リダイレクトの品質管理や、インデックスを阻害する要因の徹底排除、順位の下落を防ぐための細かな実務が求められます。

本記事では、大阪のホームページ制作会社digrartのディレクターが、「SEO下落リスクを最小化し、評価を最大限に継承させるための移行実務」を解説します。現場で詰まりやすいポイントや、プロが必ず確認するチェックリストを公開します。

移行の成否を分ける「URL棚卸し」と削除ページの判断基準

SEO移行の作業は、公開前の「棚卸し」が8割を占めます。URLの抽出漏れは、評価・被リンク・指名検索の受け皿を気づかないまま消失させることを意味するため、実装より前の準備が成否を決めます。

まずは現行サイトの資産を可視化したURLマッピング表を作成しましょう。ここで重要なのが、新サイトに引き継がない「削除ページ」の扱いです。

  1. 代替ページがある場合:類似カテゴリーや後継ページへ301リダイレクトを設定します。
  2. 代替ページがない場合:今後も復活しないと確定している場合は410ステータス(恒久的な削除)を検討します。ただし、判断に迷う場合は標準的な404エラーのままでも問題ありません。
  3. 事前ベンチマーク:移行前に主要ページの順位・流入数を記録し、公開後の変動を正しく検知できる基準を作ります。
✅ 実務ポイント
全URLの抽出は、社内リソースで難しければ制作会社へ依頼しましょう。Google Search Consoleのレポートだけでなく、クロールツールを併用して「隠れた評価ページ」を見つけ出すのがプロの仕事です。

301リダイレクトの「品質管理」とバルクチェックの手順

URLが恒久的に変更される場合は301リダイレクトを使用します。設定が不適切だと、評価移転が遅れたり、移転しきらない原因になるため、以下の品質チェックが不可欠です。
※設定自体は正しくても、このチェックを怠ることで評価が移りきらないケースが多発します。

  1. リダイレクトチェーンの回避:旧URL→中間URL→新URLといった連鎖を避け、必ず1回で新URLへ到達させます。連鎖が多いとクロール効率が落ち、評価移転が遅れる原因となります。
  2. リダイレクトループの防止:AページとBページで互いに転送し合うループがないか確認します。これはブラウザエラーを招き、ユーザーも検索エンジンも遮断します。
  3. 一括ステータスチェック:大量のURLはリスト化し、検証ツールを用いて最終到達URLが「200 OK」を返しているか全件チェックします。併せて、チェーン・ループ・想定外の転送先がないかも洗い出します。

出典:Google 検索セントラル:URL の変更を伴うサイト移転(公式ドキュメント)

致命的なミスを防ぐ「技術チェック」と正規化の統一

リダイレクト以外にも、技術的な設定一つでサイトが検索結果から消えることがあります。特に「正規URLのルール」が揺れると、評価が分散してしまいます。

  1. インデックス阻害因子の排除:テスト環境の「noindex」、robots.txtの「Disallow」、Basic認証が本番に残っていないか。これらは「インデックス削除」を招く致命傷です。
  2. 正規化(Canonical)の統一:「wwwの有無」「末尾スラッシュの有無」「httpとhttps」に加え、パラメータ付きURLの扱いを整理し、Canonicalタグと転送方針を完全に揃えます。
  3. 内部リンクの整合性:新サイト内で旧URLへのリンクが残っていないか確認します。古いリンクはクローラーに不要な負荷を与え、評価の安定を妨げます。
  4. コンテンツの同等性:URLが変わらなくても、リニューアルで文章を極端に削ると「別ページ」と再判定されます。重要ページは、検索意図を維持しつつ改善するのが鉄則です。

構造化データの具体例と検証方法

検索結果の視認性を高める構造化データ(JSON-LD)は、リニューアル時に落としてはいけない資産です。以下の項目を確実に新サイトへ実装し、評価の最大化を図ります。

  • BreadcrumbList(パンくずリスト):サイト構造を正確に伝えます。
  • Organization / LocalBusiness:大阪のローカル集客において、信頼性を示す重要データです。
  • FAQPage:リッチリザルトを維持します。ただし、ユーザーの疑問に実質的に答える設計が求められます。

実装後は「リッチリザルトテスト」での検証に加え、Search Consoleの「拡張レポート」でエラーや警告が出ていないかを定期的に確認しましょう。

✅ 実務ポイント
多言語サイトが絡む場合は「hreflangタグ」の移行にも細心の注意を払いましょう。また、リニューアルで表示速度(Core Web Vitals)が極端に低下すると、順位変動の一因になり得るため、公開前後の速度計測も推奨されます。
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公開後の監視:移行を前に進める運用

サイト公開後、Googleが移行を認識するまで待つだけでは不十分です。監視期間は最低2週間、大規模サイトなら1〜2ヶ月を確保し、以下の促進策を講じます。

  1. インデックス登録の促進:新サイトのXMLサイトマップを送信し、重要ページは「URL検査」からインデックス登録を個別にリクエストします。
  2. アドレス変更ツールの適切な使用:「ドメイン自体が変更される」場合のみ使用します。同一ドメイン内のURL変更ではアドレス変更ツールは使用せず、301とサイトマップ送信で移行を促すのが正解です。

digrartが実務で重視する3つのKPI

私たちは公開後、以下の指標をデイリーで監視し、異常があれば即座に修正対応を行います。

  1. 404エラーの発生数:急増していないか。想定外のページがエラーになっていないか。
  2. インデックス済みページ数の推移:旧URLが減り、新URLが順調に増えているか。
  3. 重要ページの自然検索流入:GA4で事前ベンチマークと比較し、著しい下振れがないか。

まとめ

サイトリニューアルにおけるSEO移行は、技術的な作業以上に、緻密な「準備」と「監視」が求められる専門業務です。301リダイレクトの品質、正規化の統一、削除ページの適切な処理、そして公開後の積極的なインデックス促進。これらすべてを完遂して初めて、評価を落とさないリニューアルが成立します。

大阪でホームページ制作や、失敗できない大規模なSEO移行、テクニカルなサイトリニューアルをご検討の方は、ぜひ一度digrartへご相談ください。貴社のWeb資産やドメイン評価を確実に守り、リニューアルを飛躍のチャンスに変えるサポートをいたします。

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この記事を書いた人

digrart編集部

大阪市中央区にて2009年よりWeb制作・運用支援を行い、1,000件以上の実績を持つWeb制作会社「digrart(ディグラート)」編集部が、本記事を執筆・監修しています。
現場で培った豊富な知見を活かし、Webサイト制作、ECサイト制作、SEO対策、Webコンサルティングの実践的なハウツーをお届けします。
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