ECサイト制作・構築

Shopifyの「公開前」チェックリスト|テスト注文からドメイン設定まで全10項目

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開店直前のミス防止 Shopify公開前 全10項目確認 制作会社が教える実務の核心

Shopifyでのサイト構築が完了し、いよいよ「公開」という段階。しかし、準備不足のままオープンしてしまうと、注文が入っても通知が届かなかったり、お客様が決済を完了できなかったりと、機会損失やクレームに繋がりかねません。

特にShopifyは多機能ゆえに、管理画面の奥まった場所にある設定を見落としがちです。大阪で数多くのECサイトを構築・運用支援してきたdigrartが、公開前に最低限クリアしておくべき全10項目のチェックリストをまとめました。

この記事を読みながら、管理画面を一つずつ確認し、万全の状態に整えてオープンを迎えましょう。

テスト注文の実行(決済・通知確認)

チェックポイント①:まず最初にここを確認しましょう。
単に決済が通るかだけでなく、メール通知・送料計算・消費税・在庫の減算までを「一連の注文フロー」として確認することが重要です。

これらが正常に動作しないと、開店直後からトラブル対応に追われ、本来注力すべき集客や改善に割ける時間が削られてしまいます。

  1. テストモード決済:Shopifyペイメントのテストモードを有効にし、ダミーカードを使って決済フローを確認。
  2. 実費決済テスト:テストモード解除後、実際のカードやApple Pay等で少額の商品(100円など)を購入し、リアルな挙動を確認。

テスト時に使用するカード番号や手順の詳細は、以下の公式サイトをご確認ください。
Shopifyテスト用ダミーカード情報(公式)

✅ 実務ポイント
注文完了後に届く「注文確認メール」が迷惑メール判定されていないか、スマホで見やすいかを確認してください。
また、注文キャンセル・返金処理が正しく行えるかも必須の確認事項です。

独自ドメイン接続と常時SSL

チェックポイント②:サイトの信頼性とSEOに直結する項目です。
接続設定後、反映には最大48時間かかる場合があるため、余裕を持って作業を行いましょう。

接続後は、「https://」で正しくアクセスでき、ブラウザのURL横に鍵マーク(常時SSL)が表示されているかを必ず確認してください。混在コンテンツ(httpの画像リンクが残っているなど)があると、セキュリティ警告が出る原因となります。

✅ 実務ポイント
Google Search Console(サーチコンソール)のプロパティ追加は、必ず独自ドメイン(DNS反映・SSL有効化を含む)が反映された後に行いましょう。
反映前に登録してしまうと、公開後にプロパティの再作成や整理が必要になり、データ計測の煩雑化を招く原因となります。

法律に基づく必須ページの設置

チェックポイント③:法的なリスク回避と決済審査通過に必須です。
日本のEC運営において、法律を守ることは最低限の義務です。

必須項目 主な記載内容
特定商取引法表記 販売責任者名、住所、電話番号、支払い方法、返品・交換の条件など。
プライバシーポリシー 個人情報の利用目的、第三者提供の有無、Cookieの取り扱いなど。
利用規約 サービスの利用条件、免責事項、禁止事項など。

これらのページを公開前に作成し、フッターメニューのナビゲーションとして「特定商取引法に基づく表記」「プライバシーポリシー」「利用規約」を常時表示させるように設定してください。

送料・配送設定

チェックポイント④:送料計算の不備は、よくあるトラブルの火種です。
特に複雑な条件分岐は、意図通りに動いているかを重点的に確認してください。

  1. 送料無料条件:税込・税抜の方針と照らし合わせ、設定した境界の直前・直後(例:9,999円/10,000円)でテスト注文を行い、挙動を確かめるのが確実です。
  2. 地域別送料:北海道・沖縄・離島などの送料加算や、配送プロファイルが正しく反映されているかを確認します。
  3. 配送日時指定:日本独自の「配送日時指定」を行う場合、専用アプリ(Ship&Co等)との連携が正常かを確認してください。
    参考サイト:送り状発行システム Ship&Co

税設定(消費税)

チェックポイント⑤:税制への適合はECサイトの信頼そのものです。
Shopifyの初期設定では税率が正しく反映されないケースがあるため、日本の税制に合わせる必要があります。

「設定 > 関税および税」から、日本国内の売上に対して正しく消費税が適用されているかを確認してください。税込表示・税抜表示の選択、および軽減税率対象商品(食品など)が含まれる場合は、商品ごとの個別設定が正しいかチェックしましょう。

💡 関連記事
ECサイトの売上を左右する決済手段の「戦略的な選び方」については、こちらをご覧ください。
Shopifyストアの「決済手段」最新トレンド|カゴ落ちを防ぎ購入率を高める組み合わせ

在庫数・販売制御

チェックポイント⑥:よくあるミスは「意図しない予約販売」の発生です。
商品登録情報の最終チェックとして、在庫数が「0」になった際の挙動を確認してください。

「在庫切れでも販売を継続する」にチェックが入っていると、バックオーダー(予約販売)状態になります。意図せず欠品中の注文を受けてしまわないよう、通常商品は在庫切れで「売り切れ」表示になるよう設定しましょう。

パスワード保護解除

チェックポイント⑦:公開直前の「落とし穴」はパスワードの外し忘れです。
構築中のサイトにはパスワードがかかっており、「オンラインストア > 各種設定」からチェックを外さない限り、一般のお客様は閲覧できません。

オープン予定時刻の直前に必ず解除し、シークレットブラウザ等を使って外部から正しくアクセスできるか最終確認を行ってください。

SEO初期設定と構造化データ

チェックポイント⑧:中長期的な集客に差が出る「プロの仕込み」です。
ShopifyはSEOに強いプラットフォームですが、手動での最適化も欠かせません。

  1. メタ情報の最適化:ホームページのメタタイトル・ディスクリプションに、ターゲットキーワードを含める。
  2. 画像Altタグ:主要な画像に、内容を説明する代替テキスト(Altタグ)を設定。
  3. 構造化データの確認:商品情報(Product)やパンくずリスト(Breadcrumb)がGoogleに正しく伝わる形式で出力されているかを確認。
✅ 実務ポイント
最新のShopifyテーマであれば多くの場合、構造化データが標準搭載されています。カスタマイズを加えている場合は、商品ページURLをツールに貼り付け、エラーが出ていないか確認することをおすすめします。
参考ツール:Google リッチリザルトテスト

アクセス解析導入とCookie同意

チェックポイント⑨:売上を最大化するための「データ基盤」を構築します。
Google Analytics(GA4)およびGoogle Search Console(サーチコンソール)の連携を完了させてください。

特に重要なのは、テスト注文後にGA4側で購入イベント(purchase)が正しく計測されているかの確認です。
もしイベントが入らない、あるいは売上金額や商品名が反映されない場合は、Shopify側の計測設定(顧客イベントやピクセル)を再確認しましょう。また、同意バナーが「許可」された時にのみ計測タグを動かしているかといった、バナーの挙動も併せてチェックが必要です。

加えて、昨今の広告配信や法令遵守のためにCookie同意管理バナーを導入する場合、同意の有無で計測数値に乖離が生じる点にも注意しましょう。

運用体制と問い合わせ導線

チェックポイント⑩:開店後の顧客満足度を支える運用の要です。
ショップが開いた後の「お客様対応」に漏れがないか、問い合わせ導線の最終確認を行います。

テストとしてフォームから送信し、管理者側に通知が届くか、自動返信メールのトーンがブランドに合っているかをチェックしてください。

✅ 実務ポイント
BtoB取引や高額商品を扱う場合、電話窓口の有無も信頼性に直結します。また、よくある質問(FAQ)ページを事前に充実させておくと、サポート工数を大幅に削減でき、スムーズな立ち上げにつながります。

まとめ:万全の体制でShopifyをスタートさせる

Shopify公開はゴールではなく、運用のスタートラインです。最後に、今回ご紹介した10項目をチェックリストとして振り返りましょう。

  1. テスト注文(決済・一連のフロー確認・eコマース計測)
  2. 独自ドメイン接続(常時SSL・Google Search Console(サーチコンソール)連携準備)
  3. 法的事項ページ(特商法・規約・プライバシーポリシー)
  4. 配送・送料設定(送料無料境界・地域別加算・日時指定)
  5. 税設定(消費税計算・軽減税率の適用)
  6. 在庫・販売制御(売り切れ時の挙動・バックオーダー設定)
  7. パスワード保護解除(公開の最終操作・外部アクセス確認)
  8. SEO・構造化データ(メタ情報・リッチリザルト確認)
  9. アクセス解析・Cookie同意(GA4購入計測・法令/広告要件遵守)
  10. 運用フロー確認(問い合わせ導線・通知/返信メール)

これらの項目を確実にクリアすることで、開店直後のトラブルを最小限に抑え、売上を伸ばすための土台が整います。公開後は、蓄積されたデータを分析し、継続的なサイト改善に取り組んでいきましょう。

大阪でShopifyを活用したECサイト構築や、公開後の安定したショップ運用・保守管理をご検討の方は、ぜひ一度digrartへご相談ください。実務に即した運用体制の構築から、売上を最大化するための戦略的サポートまで、貴社のビジネスに深く伴走いたします。

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この記事を書いた人

digrart編集部

大阪市中央区にて2009年よりWeb制作・運用支援を行い、1,000件以上の実績を持つWeb制作会社「digrart(ディグラート)」編集部が、本記事を執筆・監修しています。
現場で培った豊富な知見を活かし、Webサイト制作、ECサイト制作、SEO対策、Webコンサルティングの実践的なハウツーをお届けします。
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