ECサイト制作・構築

大阪の食品卸がmakeshopを選ぶ理由。「会員ランク別価格」と「掛け払い」の現場運用術

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卸売DXの現実解 大阪の食品卸がmakeshopを選ぶ理由 比較・運用ステップ・導入効果まで

大阪の食文化を支える中央卸売市場や周辺の食品卸業者様において、「受発注のデジタル化」は避けて通れない課題となっています。
しかし、食品卸特有の「得意先ごとの言い値(価格)」や、温度帯・ロット管理などの現場ルールを“EC用に定義し直す作業”が壁となり、なかなかEC化に踏み切れないケースも少なくありません。

そこで選ばれているのが、国内シェアトップクラスのEC構築サービス「makeshop(メイクショップ)」です。
本記事では、なぜ大阪の食品卸がmakeshopを選ぶのか、他社カートとの比較や現場の混乱を防ぐ実務チェックリストを交えて徹底解説します。

なぜBASEやShopifyでは「食品卸」が詰まるのか?比較でわかる決定的な差

ECサイト構築といえば、BASEやShopifyが有名です。これらもあと払い機能などを備えており、BtoC寄りの運用なら非常に優れたツールですが、日本の食品卸現場では「B2B商習慣への適合性」と「追加設計の工数」という壁に突き当たることがあります。

機能・特徴 BASE / Shopify等 makeshop(BtoB)
クローズド設定 パスワード制限やアプリ対応 承認制・非公開設定が標準
得意先別の価格 クーポンや高度なアプリが必要 ランク別・商品別の価格設定
掛け払い(B2B) BtoC向けあと払いが主流 NP掛け払い等と完全連動
システム特性 追加設計やアプリ管理が必要 主要B2B機能が標準内に内蔵

海外発のカートでは、日本の企業間取引で不可欠な「末締め翌月払い」の自動化や卸値の管理を行う際、アプリによる機能補強が前提となり、運用が複雑化しがちです。
もちろん適材適所ですが、日本のB2B商習慣が設計に組み込まれているmakeshopは、食品卸特有の要件をスムーズに実装できる大きな利点があります。

導入前の地雷を回避!食品卸のためのB2B要件チェックリスト

価格設定以外にも、食品卸のEC化には解決すべき「現場の地雷」があります。これらを事前にルール化(言語化)しておくことが、システム導入成功の絶対条件です。

  1. 最低ロット・ケース単位:「1個単位では出せない(1ケース6本入り)」といった制限を商品ごとに定義・制御。
  2. 当日配送の締め時間:(例)朝5時までの注文は当日配送、など市場の稼働スケジュールに合わせた受注カットオフの徹底。
  3. 温度帯(冷蔵・冷凍・常温):配送便が異なる商品の混載可否や、温度帯別の送料計算の明確なルール化。
  4. 休場日・繁忙期カレンダー:市場の休場日(臨時休業含む)や繁忙期を反映し、配送希望日を選択不可にする設定。
  5. リードタイム設定:商材の鮮度管理や配送エリアに合わせた、到着日の自動計算ロジックの構築。

makeshopでは、これらの配送・注文ルールを標準機能・オプション・外部連携の組み合わせで設計できます。導入前に「現在のFAX注文でスタッフが感覚で判断しているルール」をすべて書き出すことが大切です。

大阪特有の「顔が見える取引」をシステムに落とし込む

大阪の中央卸売市場周辺では、深夜から早朝にかけて注文が集中し、即座に配送準備に入るという非常にタイトなサイクルで現場が動いています。こうした「時間との戦い」の中で、個人の飲食店様との細かな「約束の価格」をどう管理するかが重要です。

「5つの会員グループ」で足りない時の回避策

makeshopの会員ランク設定は最大5つまでですが、店ごとに単価が異なるような場合でも、以下の運用設計でカバー可能です。

  • まずは5グループで運用を標準化:主要な取引条件(卸率)をもとに、ベースとなる5つの価格帯へ分類します。
  • 商品別の価格設定や運用ルールで吸収:特定の得意先だけに適用したい「個別単価」は、商品別の設定を活用し、個別の条件として管理します。
  • 相場変動は期間設定や運用フローで対応:市場の相場変動に合わせた急な価格変更は、期間指定機能や運用フローを構築して例外処理を行います。

最初からすべての例外をシステム化するのではなく、「8割の標準化と2割の運用カバー」というルールを決めることで、システム移行のハードルは劇的に下がります。

✅ 実務ポイント:大阪の商習慣への適応
・市場の競り(せり)や状況に合わせた「期間限定価格」の機動的な設定。
・NP掛け払いで、個人飲食店特有の“掛け”を与信審査〜請求書発行・回収業務まで含めて仕組み化
・ログイン必須にすることで、競合他社に卸値を覗かれるリスクを排除。
参考:会員グループの設定上限について(makeshopサポート)

導入後のBefore / After:受注・請求業務がどう変わるか

EC化によって、現場スタッフの動きは以下のように変化します。経営者様だけでなく、事務担当者の「朝のパニック」を解消できるのが最大のメリットです。

業務内容 導入前(アナログ) 導入後(makeshop)
受注処理 FAX・電話対応に午前中つきっきり 自動集計。処理時間は半分以下(目安)
価格確認 台帳をめくって一件ずつ確認 ログイン時に自動適用
請求業務 月末の数日間は残業必須 決済連携により数十分で完了(目安)

※業務量や取引先数により数値は変動します。

現場スタッフを迷わせない「運用フロー」の設計

システムを導入するだけでなく、以下の「スタッフ側の運用」もセットで設計しましょう。

  • マスタ更新:価格改定をどのタイミングで誰が更新するか。
  • 欠品時の代替提案:サイト上での通知か、受注後の電話案内か。
  • 与信NG時の対応:掛け払いの審査が通らなかった際の決済切り替えルール。

こうした現場のオペレーションまで踏み込んで構築することで、システムが形骸化するのを防ぎます。

詳細:NP掛け払い決済の詳細(makeshop公式)

現場が混乱しない「3ステップ導入法」

「明日から全部ECで」は、得意先も現場スタッフもパニックになります。大阪の卸現場に即した現実的なステップで移行を進めましょう。

  1. お得意様数社から試験導入:関係の深い取引先でテスト運用を実施。「締め時間の優遇」や「代替提案が早い」など、店側の実務メリットを提示します。
  2. FAX・電話との併用期間:急な欠品や特殊な注文は電話を併用。全体の8割が移行すれば、事務負担は驚くほど激減します。
  3. QRコード入りチラシの配布:「スマホで寝る前に注文できます」と“楽”と“早い”を直接伝えるのが大阪流の切り替え術です。
出典:makeshop BtoBオプション解説

まとめ:デジタル化で大阪の食を支える、攻めの卸売ECへ

大阪の食品卸業者がmakeshopを選ぶのは、単に「ネットで売れる」からではありません。「会員ランク別価格」の柔軟な運用「配送・決済の自動化」、そして日本の商慣習に即したきめ細かな設計ができるからです。

特に食品卸は、ECの成否が“機能”よりも運用設計(ルールの言語化)で決まります。受注処理の時間を削減し、正確な在庫管理を実現することで、貴社のビジネスはさらに強固になります。私たちは、単なるサイト制作にとどまらず、現場の運用フローまで踏み込んだご提案をいたします。

大阪で食品卸やB2B ECサイトの構築をご検討の方は、実務に即した設計を得意とするdigrartへぜひ一度ご相談ください。

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関連サービス:大阪のECサイト制作・構築 / 大阪のWebコンサルティング・集客支援

この記事を書いた人

digrart編集部

大阪市中央区にて2009年よりWeb制作・運用支援を行い、1,000件以上の実績を持つWeb制作会社「digrart(ディグラート)」編集部が、本記事を執筆・監修しています。
現場で培った豊富な知見を活かし、Webサイト制作、ECサイト制作、SEO対策、Webコンサルティングの実践的なハウツーをお届けします。
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